イギリスの音楽産業について考えるブログ
--
--/--/-- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 トラックバック(-) | コメント(-) | Page top↑
--
2010/11/07 12:33
プロモCD vs デジタル・プロモ
拙ブログが扱うメイン・テーマである音楽と環境問題。私が大学院時代に特にフォーカスしていたライブ産業と環境問題に関しては既に何度か取り上げているのですが、今回はレコード産業と環境問題。それも、長くから議論されていた“フィジカルvsデジタル”に関するリサーチです。イギリスの音楽業界と環境問題を扱う団体Julie's Bicycleから発表されました。扱っているのがメディアや店舗などにプロモーション用としてリリース前に配布される、いわゆる“プロモ盤”と言われるもののため、驚くほど注目を浴びていないこのニュース。パッとググってみましたが、ニュースにしているのはCMUThe Registerのみ。BBCかThe Guardianもいずれピックアップするかもしれませんが、これはちょっと寂しい感じです。

10ページしかない短いレポート(参考文献のページや大きなグラフなどもあるので、実際読む箇所はもっと短い)なので、是非ご一読されることをオススメします。レポートのダウンロードはこちらからどうぞ。

==

■調査概要
- AIM(インディ系音楽レーベル協会)とBPI(英レコード協会)の依頼を受けてJulie's Bicycleが調査。
- フィジカル(=CD)のプロモ盤とデジタル(ストリーミング、MP3配布)のプロモのCO2e排出量を比較し、環境負荷を減らすための方法について検討する。
- 調査に参加したレーベル:53の大小様々なインディ系レーベル(※BPIの依頼があるのに、メジャーへの調査参加は本当になかったのでしょうか・・・?)
- デジタルに関しては、Fastrax, Fatdrop, Soundcloudから、配信に係るCO2e排出量を見積もるに必要な情報提供を受けている。しかし、消費者(デジタル・プロモを受け取る側)のエネルギー使用(ダウンロード、ストリーミング、視聴、保存)については計算に含まれていない(※後述)。

■調査結果
- 調査に参加した53レーベルのおよそ1/3(18レーベルくらい)が100%デジタル・プロモを使用している。
- 53のうち40のレーベルがデジタル・プロモを使用(平均して1レーベルにつき10タイトル)。50のレーベルがCDプロモを使用(平均して1レーベルに付き29タイトル)している。
- 生産されたプロモCDのおよそ60%がイギリス国内へ(うち38%がロンドン)。ヨーロッパへは19%、その他の地域に21%であった。
- プロモCDの46%がプラスティック・ケース(市販のCD-Rにも使用されている柔らかくてペラペラのケース)、ジュエル・ケースが32%、段ボール紙を使用したカード・ケースが18%となっている。

■結論
- 2009年度においては、860のインディ系レーベルが2万5千タイトルのプロモーションCDを、9000タイトルのデジタル・プロモーション音源をリリースしていると想定される。
- 生産、パッケージ、輸送に係るCO2eの排出量は1686トン(1枚につき649グラム)。デジタル音源の場合は79トン(1枚辺り62グラム)と想定される。

==

ということで、デジタルへの移行により86%のCO2e削減が見込まれる、とのこと。最後に、レポートは環境負荷の少ないデジタル環境の整備と、環境負荷の少ないパッケージを使用したCDプロモへの移行、CDやジュエル・ケースのリサイクルをリコメンデーションとして掲げています。

補足ですが、今回のリサーチでは、デジタル・プロモのCO2e排出量を、レーベル側の配信に係るもののみに限定しています。この手のリサーチでは、「どの範囲までを、デジタル音楽を聞く時に排出されるCO2eとするのか」によって結果が大きく左右されます。今回は、フィジカルでもデジタルでも、“レーベルから消費者の手に届くまで”に限定しているという点は、頭にとどめておいた方が良いでしょう。

恐らく、レーベル側の多くは、フィジカルのプロモ盤はコストも手間もかかる(ついでに環境負荷も大きい)ので、デジタルに移行したいという思いはあると思います。実際、拙ブログでも取り上げたとおり、SonyはプロモCDの生産を中止しています。

今週の英音楽ニュース(14/3/2010) - Green Sound from Glasgow (14/3/2010)

ただ、ジャーナリスト側がどこまでデジタル・プロモに好意的か、またデジタル・プロモを一般化させるためのシステム作りなど、問題が多いというのも現実かと。この点はCMUが追いかけていて、とても興味深い記事を発表し続けているので、あわせてご一読いただければと思います(リンクはこの記事の1番最後に貼ってあります)。レーベルがデジタル・プロモにシフトしなければならないのであれば、「AIMが、環境負荷軽減でなく、デジタル・プロモのシステムを上手く働かせるようにする方法について調査してくれた方が良かったのでは」とCMUが言いたくなるのはよく分かります(もちろん、今回のリサーチはそのための前段階だった、とも言えるわけですが)。AIMやBPIが協力して、レーベル共通のプラットフォームを作るなりの対策を講じていく必要があるかと思います。全体で動くべきこうゆうときこそ、AIMやBPIには頑張ってもらいたいです。

75% of UK music journalists against digital promos - CMU News-Blog (15/4/2010)
CMU says: Labels need to better consult journalists over promos - CMU News-Blog (15/4/2010)
Promo CDs are killing the Earth - CMU News-Blog (2/11/2010)
スポンサーサイト
音楽と環境問題 トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
--
2010/09/24 12:49
Julie's Bicycle: ツアーに係る温室効果ガス排出量に関するリサーチ結果
英音楽業界の環境対策を推進している団体Julie's Bicycleが、"Moving arts: Managing the carbon impacts of our touring - Volume 1: Bands"というレポートを発表したことは以前サラッと触れました。英音楽業界が排出していると考えられる温室効果ガスの大半はライブ活動に係るものということで、この度、ライブ活動のみにフォーカスしたリサーチが行われたという次第です。

以前から何度も書いているのですが、JBのリサーチは大学などの研究機関が行っていて、データの取り方から参考文献の量・質まで申し分なく、信頼おけるものだと思うのですが、リサーチの“後”がどうしても続いてこないというか。このリサーチ結果をどういかしていくかの有効な手段を見いだせていない状況にあるというか。実際にビジネスに関わっている人達も、本来は出来るだけ環境に負担の少ないチョイスをしたいのだという思いはもちろんあるのでしょうが、自分たちのビジネスに利益になるとハッキリ分からない限りはそう簡単には手を出せない。しかも、これは自分が社会人復帰して改めて感じたのですが、そもそも、JBのリサーチをゆっくり読む時間も余裕もない!これも学生時代に何度も書いているのですが、例えばですが、ミュージシャンからの要望があって、環境に負担が少ないチョイスを“行わなければならない”という状況を作らない限りは、このトピックに関してゆっくり考えることが出来ないのではないかと思います。

ということで、あまりこの先の展望が見えてこないので、音楽と環境ネタはしばらくお休みになるかと思いますが、今回のレポートに関してざっくりまとめたのでアップしておきます。元のレポートはこちらでダウンロードできます。
続きを読む
音楽と環境問題 トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
--
2010/05/09 21:23
AGF、Industry Green Markの認証を受けたコンピレーション発売へ
このブログは、デジタル関連と並んで「環境問題と音楽」をもう1つのメインテーマとして取り上げているのですが、どうもこちらは動きが鈍い気がする今日この頃。Julie's Bicycleがこの春発表する予定となっていた「ツアーに係る環境負荷に関するレポート」も、リリースが6月予定と少し遅れている様子(フェス・シーズンに入る6月にリリースした方が注目されやすいっていう判断もあったのかも)。一方、イギリスの世間的には、先週木曜日に行われた総選挙で、緑の党党首でEU議会で議員を務めるCaroline Lucas氏が、ブライトンの選挙区から立候補し、初当選。緑の党初の議席獲得という歴史的ニュースがあり(こちらの記事参照)、BBCの選挙速報でも大きく取り上げられ、話題となっていました。それと比べると、今回取り上げるこのニュースは正直どうでも良い・・・というレベルなのですが、久々に音楽業界のエコ系ニュースということで、軽くさらっておきます。

A Greener Festival to release compilation - CMU Daily (5/5/2010)
EXCLUSIVE: 'Festival Harvest' Double CD of Emerging Talent Announced - A Greener Festival (3/5/2010)

より環境に優しいフェスティバル運営を支援するために設立されたイギリスのA Greener Festivalが、この度、期待の新人の楽曲を集めたコンピレーション「Festival Harvest」のリリースを発表しました。詳細は、今週ブライトンで開催されるサーキット型フェスティバルThe Great Escapeで発表されるとのことですが、リリース日は6月1日で、2枚組CDとダウンロードで購入可能とのこと。英音楽業界の環境団体Julie's Bicycleが定める「Industry Green Mark」の認証を受けた、環境負荷の少ないCDパッケージになる予定だそうです。

AGFがこのようなコンピを作ったのは、(1)自分たちの活動を広めるには、メディアが取り上げてくれそうな話題(=コンピのリリース)に便乗できるような形にするのが得策だと考えたから(2)新人だけを集めたコンピなら、参加ミュージシャンも集めやすいから -- の2点が大きかったではないかと推測します。ただ、AGFの狙い通りにものがうまく運ぶかは正直微妙だと思う。なぜなら:

(1)参加ミュージシャンは、City Showcase、 Glastonbury、 the Isle Of Wight Festival、 T In The Park、 Kendal CallingそしてSolfest出演者から選ばれたニューカマー28組。業界内ではどうか分かりませんが、世間的には無名の新人がほとんどで(私も、知ってるバンドは2つしかないし・・・)、購買意欲を誘うメンツかどうかといえば正直微妙だから。
(2)参加ミュージシャンも購入者も、このコンピが環境に配慮して作られたかどうかは正直あまり気にしていないと思うし、かといって彼らが気にしてくれるような作りにもなっていないから。環境に関するアピール・ポイントのプッシュが弱いと思う。

結果、“新人紹介/話題性”と“環境問題に対する意識向上”のバランスがうまくとれておらず、軸がぶれている印象になってしまっているような気がします。

それから、わざわざウェブで“Exclusive!”なんて仰々しく発表してしまったのも疑問に残ります。注目を1つに集めるなら、The Great Escapeの時にバーンと一気に発表した方が良かったはずですが、この時点でCMUが詳細含め掲載してしまっているので、少なくともCMUはもう取り上げないような気がするし、そうなってしまったらすごくもったいない。The Great Escapeにバッティングさせると他のライブ・レポ的なニュースに埋もれる可能性を回避する狙いがあったとも考えられますが、同時開催されるビジネス系カンファレンスがあって、この時期は業界系メディアも結構盛り上がる。AGFのニュースが取り上げられる機会はむしろ業界系メディアの方が多いので、わざわざ時期を外さなくても、そこに便乗することもできたのではないかと思いました。ただ、この辺のタイミングとか発表方法とかはすごく難しいでしょうから、あまり突っ込むのも良くない気はしています。

・・・と、様々疑問は残りますが、「Industry Green Mark」認証を受けたこのCDがどのようなパッケージになるのかは気になるので、来週また続報があればブログでお知らせしたいと思います。
音楽と環境問題 トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
--
2009/12/22 21:17
(追記有)COP15と英音楽業界の動き
先週末、大混乱の末COP15が終了。先週は家を空けていた事もあり、twitterでfollowしている環境関連の方々の呟きを読むので精一杯だったので、昨日今日でざっとチェックしました。日本でも報道されているかと思いますが、法的拘束力のある京都議定書を継続させる新たな枠組みを作ることに失敗。先進国は「途上国に温暖化防止対策に向けた経済的支援を約束する」ことで、自らの温室効果ガス排出に関する責任回避という、大変残念な結果で終わりました。以下の朝日新聞の記事でコペンハーゲン合意のまとめを、その次のFoEスタッフによるブログでCOP15で起こった数々の出来事を時系列で、それぞれ読むことが出来ます。

COP15 コペンハーゲン合意の要旨 - asahi.com(19/12/2009)
COP15ニュース - FoEスタッフ・ブログ(last accessed on 22 Dec 09)

また、「京都議定書の次のステップは何だろう」さんのこちらの記事に、政府や各NGOsのドキュメントや声明のリンクが多数貼ってあり、大変参考になります。中から、個人的に特に気になったNGOsのプレス・リリースを以下に貼っておきます。

●「コペンハーゲン・アコード」2010年 野心的な法的拘束力ある合意を - 日本は国内法の整備を急ぐべき - 気候ネットワーク・プレスリリース(19/12/2009)
歴史的な瞬間、歴史的な集まり、歴史的な責任回避(COP OUT) - オックスファム・ジャパン・プレスリリース(19/12/2009)

COP15に関して、英音楽業界では、英音楽業界内の環境活動団体Julie's Bicycleが有名ミュージシャンを含む100人以上のサインと共に嘆願書をリリースしたことは以前拙ブログでもお伝えしました(URL)。この地味な嘆願書は(当然)どこのメディアも無視。英音楽業界はこのままクリスマスムードに突入か・・・と思っていた矢先、他のメンバーが名を連ねる中、(おそらく意図して)その嘆願書にサインをしなかったレディオヘッドのトム・ヨークが「現地で何が起こってるかサッパリ分からなかったから」と、プレス・パスを得て何とコペンハーゲンへ。メディアも彼のコペンハーゲン入りのニュースを一斉に取り上げました。

Radiohead's Thom Yorke 'disgusted' by Copenhagen summit - the Guardian (21/12/2009)
※DAS内にある「現地で最初に会った人」とされるガーディアンの環境エディターJohn Vidalのインタビュー・ビデオがアップされてます。
Radiohead's Thom Yorke crashes UN climate change conference - video - NME.com (18/12/2009)
Thom Yorke crashes Copenhagen - BBC 6Music(18/12/2009)
Thom Yorke Crashes Copenhagen Climate Change Conference - Pitchfork (17/12/2009)
Thom Yorke Travels to Copenhagen For Climate Summit - Rolling Stone (17/12/2009)

音楽業界で最も活発に活動を続ける環境活動家の1人であることは間違いないとはいえ、トム・ヨーク1人が動くだけで主要音楽系メディアが一斉に記事をあげるとは、ものすごい影響力というか、嘆願書で他の有名ミュージシャンが何人名を連ねても敵わないというか・・・。

トム・ヨークは、バンドのオフィシャルサイトDead Air Spaceにてブログをライブ更新しています(URL)。英語を読める方はそのままオフィシャルに飛ぶことをオススメしますが、日本語の場合、個人的にはro69のニューヨーク駐在員・中村明美さんのブログ(12月21日22日)にある抜粋文をオススメします。

それから、インタビュー・ビデオも色々。以下、youtubeより:

Radiohead's Thom Yorke Magically Appears at Climate Talks
The Stupid Show - Episode 6 - Part 4
The Stupid Show - Episode 6 - Part 5
※Part4~5に出てくる「10:10」キャンペーンとは、来年1年で温室効果ガス10%削減を目指すもので、ビデオの中で、マイクロソフトや大型スーパーチェーンのASDAが参加しているとされています。このキャンペーンに関してはこちら参照。

・・・と、一連のトム・ヨーク関連のメディア露出をチェックしていると、Julie's Bicycleがやってる事ってなんなんだろうなぁ・・・とぼけーっと思ってしまいます。JBは、音楽の影響力を生かすための実際的な行動はJB自体ではなく、レーベルやプロモーター(強いてはミュージシャン)といった現場がするもので、JBはその手助けをするという立場を取っています。しかし、レーベルやプロモータも、ミュージシャンのバックで活動する人達。となると、一般市民にインパクトを与えることが出来るのはミュージシャンだけ。ところが、トムを含めた“最も”影響力を持つミュージシャンの誰もがJBの活動に(現時点では)参加していないという・・・。

・・・とこんな事を考えていて思ったのですが、日本のミュージシャン達は、COP15に対してどんな反応をとったのでしょうか?ブログに記事を投稿した人もいるでしょうし、静かにニュースを追いかけていた人もいるでしょうが、日本のミュージシャンの声みたいなのって、そう言えばメディアで全然取り上げられないですよね・・・あれって、何でなんだろう・・・メディアの責任なのか、日本人ミュージシャンで声を上げる人が少なすぎるのか、別の理由なのか・・・うーん・・・。

※追記(23/12/2009)
How do I know China wrecked the Copenhagen deal? I was in the room - the Guardian (22/12/2009)
【COP15】削減目標骨抜きで中印共闘 アフリカも疑問の声 - 産経ニュース(23/12/2009)
The Guaridanの記者・マーク・ライナス氏が、温暖化により水没の危機にさらされているモルディブ交渉団に参加。COP15のハイライトである首脳級会議において、「中国がインドと共闘し、削減目標を骨抜きさせた」との暴露記事が飛び出しました。ライナス氏は、様々な活動家が先進国首脳の消極的な姿勢を批判したが、実際は、オバマ米大統領を含めた各国代表は極めてポジティブな協定を結ぶべく動いていたという。しかし、中国が綿密に練られた交渉術でそれを阻止。産経新聞のインタビューで、ライナス氏は“中国の意図は「交渉を挫折させ、意図的にオバマ米大統領に屈辱を与える」こと”だったときっぱり言い切っています。

クリスマス直前ということで、各所の反応がまだ出てこないのですが、この記事はかなりの衝撃を持って受け入れられるでしょう。クリスマス後にはもう少し色々出てくると思うので、この件に関しては引き続き注視していきます。
音楽と環境問題 トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
--
2009/12/09 07:36
JB: The Music Industry's Open Letter to Copenhagen
To the 15th Conference of the Parties December 2009 - Julie's Bicycle (04/12/2009)

英音楽業界内の環境団体(といえばいいのか?)Julie's Bicycleがコペンハーゲンで開催されているCOP15に合わせてオープン・レター(嘆願書)をリリースしました。より効果的な気候変動に関する国際的な枠組みの設定、現実的なタイムテーブルの設定などを求めています。

このオープン・レターには、多数のミュージシャンを含む業界関係者100名以上が名を連ねています。それも、素直に「よく集めたなぁ」と感心してしまうメンツの数々。各セクターのメジャー企業の代表の名前も多く見られるし、何より(予想以上に)ミュージシャンの名前が多い。環境活動に熱心なKT Tunstal、Radioheadからはコリン、フィル、エドの3氏が、Gang of Four、Coldcut、Groove Armada、Pet Shop Boysのメンバー等。15日にJBから配信されたメーリングリストでは、多分ミスか何かで名前が載っていませんが、上記の記事だと先頭にはBlurのデーモンの名前も(そして彼の所属するマネージメント会社のCEOクリス・モリソンも)。ちょっと不思議だなぁと思うのは、Radioheadはマネージメントもメンバーの一部も名を連ねているのに、トム・ヨークの名前は無し。同じく、ColdplayやKeaneも、マネージメントのサインはあってもメンバーの名前は無し。前者は、おそらくサインに同意しなかったパターンで、後者は多分マネージメントには連絡がいったけどバンドは知らないケースではないかと個人的に推測しています。それにしても、どうもトム・ヨークの名前がないと、この手のアピールはパッとしない感じがするのは私だけでしょうか・・・。

このニュースに関してもう1つ驚いたのは、それなりに大物も名を連ねているにも関わらず、UKの主要音楽サイトがほとんどこのニュースを取り上げていないこと。購読者の方じゃないと読めないんですけど、Music Weekの記事(URL)も、メインは“業界関係者”で、ミュージシャンではない(まぁ、業界紙だから当たり前かもしれないけど)。名を連ねているミュージシャンに力がないというより、このオープン・レター(=環境ネタ)は正直面白いニュースでも何でもない、という業界の体質を改めて明らかにしたものだとは思います。業界主導なので、アーティストの影響力も一気に弱まっているという面もあるのかもしれませんが。

最後に、署名者一覧を貼り付けておきます。「続きを読む」からどうぞ。
続きを読む
音楽と環境問題 トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
-
プロフィール

anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
-
最近の記事
-
最近のコメント
-
最近のトラックバック
-
月別アーカイブ
-
カテゴリー
-
ブログ内検索
-
RSSフィード
-
リンク
NEXT →
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。