イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2010/07/27 22:56
フェスティバルの安全性
Julie's Bicycleのレポートをまだまとめ切れてないので、先に、こちらのトピックを取り上げます。

比較的大きく、メインストリームでも人気のあるバンドが集まるイギリスのフェスで必ず問題になるのが安全面。イギリスは世界でも安全な方だと思いますが、それでも、フジロックやサマソニとは比較にならないほど危険度は高いと言っていいでしょう。それでも、ファミリー向けのフェスであれば比較的安全と思われていましたが、今年はそうはいかなかったようです。

Rapes at Latitude prompt launch of safety awareness campaigns - The Guardian(19/7/2010)

イングランドのSufforkで今月開催されたLatitude Festivalにてレイプ事件が2件発生、というニュース。Latitudeは5年前に始まった、いわゆる“ブティック・フェス”と言われる特定のターゲットを狙った新しいフェス。中規模(キャパ3万5千人)、ファミリー向けのイベント満載、クリーンでエコで快適、やや玄人向けのもの中心のバランスの良いラインナップ・・・と、なかなかレベルが高く、今やイングランドでも指折りの人気フェスになりました。ただ、人気上昇と共にキャパシティも拡大し、メンツもだんだんメインストリームものが増え、それまでは良識あるファミリーが主な客層だったのが、だんだんやんちゃな若者が増え・・・という状況のようです。Latitudeの前評判を考えれば、こんな事件が起こるとは誰も思っていなかったのだと思います。だからこそ、メディアの反応を見ても、ショックを受けた人が多かったのではないか、と。

そしてもう1つ:

T in the Park festival stabbings: three arrested - The Guardian (12/7/2010)

去年の3日間晴天から一転、今年は大雨に見舞われたスコットランド最大のフェス、T in the Parkでは、最終日にメイン・アリーナからテントに戻る男性2人が刺されて重傷。後に3名が殺人未遂の疑いで逮捕されました。TITPは2年前も小競り合いから男性が刺されて重傷を負っています(拙ブログのこの記事参照)。昨年は大きな事件もなく、ドラッグの使用も少なかったとのことで、地元警察からお褒めの言葉を頂いていたTですが(とは言いつつも、私達のテントは壊され空き巣に遭ったわけですが)、今年もこのような悲劇が起こってしまいました。Tに関しては、ラインナップから集まる客層から何から何まで、治安の悪い環境になりやすい要素がとても多い。何せ、ビール会社(Tennent's)が大スポンサーを務めているので、主催者も飲み過ぎ抑制をおおっぴらに喚起することが出来ず、のんべえなスコッツは飲みたいようにお酒が飲める環境。結果、みんな酔っ払い・・・っていう、そっからしてもうダメなんですが・・・。Tは毎年治安が大きな問題になりますが、今の運営スタイルを変えない限り、改善は非常に難しい。かといって、フェスの趣向にするわけにもいかないし、スポンサーを切るわけにもいかない(Reading/Leedsが同じく大スポンサーだったビール会社Carlingを切って運営していることを考えれば、出来なくはないのかもしれませんが)。イングランドと違って、スコットランドはまだ古い考えが支持されがちで、泥酔したりちょっとした迷惑行為であればまだ受け入れられやすい傾向にあるので、その面でも、改善が非常に難しいと言えます。

日本でも今週末のフジロックを皮切りに、本格的にフェスシーズンが始まりますが、今年はどうなっているか、気になるところです。特に、3年ぶりのサマソニはかなり変わってるかもしれないなぁ・・・。
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2010/01/11 20:51
Big in Japan その2
Musicians counter falling CD sales with 'added value' packages to woo fans - The Guardian (3/1/2009)

前回の記事と少し被るので、併せて紹介しようと思ったのがこの記事。

ご存知の通り、“豪華デラックスBox”みたいな販売方法がここ数年で一気に増えてきました。その傾向はベテラン勢に多い気がしていたのですが、去年、新人アーティストでも、デビュー・アルバムを出して1年も経たないのに“ブレイクを機に、デラックスversionとしてアルバムを再リリース”みたいなのがあって、まぁここまでやるかとビックリしたものです。ガーディアンのこの記事は、まさにそのトレンドについて紹介したものなのですが、中には笑ってしまうような特典もあって、とても面白いです。記事から、特にユニークな特典の例をあげてみると:

- ミュージシャン本人の髪の毛(Lady Gaga)
- ミュージシャン本人とそのお友達のミュージシャンとのミニ・ゴルフ・セッション(Josh Freese(Nine Inch Nailsのドラマー))
- バンド・メンバーのものと同サイズ(と推測される)ピンクの夜のおもちゃ(Rammstein)


記事には他にも、サウンドチェックご招待とか、未発表音源プレゼントとか、もう少し普通の特典も紹介されてます。

このような生まれた背景には、言うまでもなくCDセールスの下落があります。デジタル・ミュージックに強いMusic AllyのStuart Dredge氏曰く:

「アルバムの価値が落ち、人々はアルバムを格安で、もしくはタダで購入したいと考えるようになったことを受け、アーティストは別の方法で利益を上げる必要が出てきている。その中で、アーティストは、本当の(≒コアな)ファンが欲しいと思っているものをエキストラとして与えれば、彼らはそれにお金を出すだろうということに気付き始めています。」


とのこと。昔からデラックスBoxみたいなのはあったと思うのですが、「コアなファンは、どんなに高くても欲しいものは買う」という認識を一般化させ、デラックスBox乱発な現状まで一気に押し上げたのは、やはりRadioheadとNine Inch Nailsがこぞって無料版とデラックス版を用意して後者を見事完売させたことが大きかったのではないかと思います。これは、Dredge氏も述べているように「TwitterやMyspace等で、ファンはバンドに対してかつてないほどの親近感を持つようになり、ファンクラブのメンバーシップやノベルティのバッジ以上のものが欲しいと思うようになった」ことの表れと言ってもいいのではないかと思います。

と、ここまで読んでいると、どうも日本の演歌/歌謡歌手が行っていたマーケティング方法に近い気がするのは気のせいでしょうか。以前「外タレが日本で売れるためには?」をテーマに大学院でプレゼンをやった時、森進一さんの後援会での活動を通じたファンとミュージシャンの関係に関する論文を参考にしたことがあるのですが、そこでもテーマになっていたのはやはり「親近感」(プレゼンの内容に関しては以前拙ブログでも書かせていただきました。こちらからどうぞ)。日本の場合、外タレには親近感を持ちにくいというのも、洋楽不振に繋がっているのではないかと個人的には感じているのですが、今じゃ海外でも親近感を持たせ、根強いファンベースを作り、彼らを特に狙い撃ちしたマーケティングが流行っているのかなぁ思いました。まぁ、日本で言う“親近感”とイギリスのそれとでは、また少し違うのかもしれませんが。

・・・と、そんな事を考えていた矢先、ポピュラー音楽学を教えていらっしゃる安田昌弘先生のTwitter経由で、日本進出を目指す海外ミュージシャン向けの、日本のマーケティング関連情報サイトの存在を知りました:

Japanese Music Marketing Resources - JICS (last accessed on 8/01/10)

詳細且つ正確な内容と十分な情報量で、このウェブサイトはかなり使えるのではないかと思います。感心してしまいました。ただ、日本の(若者の)音楽文化についてもさらってある(これはちょっと違う・・・と思うところもあるけど、ウェブ作成者が日本で学生時代を過ごした訳ではないようなので仕方ない)のですが、数的な情報と同じくらい、文化/社会面の考察をもう少し加えても良いのではないかと感じました。まぁ、こういったウェブサイトを読む人は元々日本の音楽マーケットに興味がある人でしょうから、一般の外国人以上に日本に対する知識/理解はあるのかもしれません。しかし、私のUKでの経験上ですが、日本と関わりのあるイギリス人(仕事で行ったことがあるとか、日本人の友達がいるとか)でも、突然トンデモな質問をされて驚くことが多々あります(その逆ももちろんあるわけですが)。ツアーで日本に来るだけでは、ミュージシャンも日本のぶっ飛んだところしか見られない訳だし、ちゃんとしたファンベースを築くには、数字以上の、もう少し深い理解が必要かな、と。「親近感」がものすごく大事なのに、様々な要因でそれを生み出すのが難しい訳だから、日本の音楽シーンでブレイクしたいなら、ミュージシャンサイドも丁寧なマーケティング戦略が必要だと思う。土佐周りみたいなのは無理なので、だったらミーグリなんてやらずとも、イギリスでやってるのと同じように、(まだ新人で且つ本人が乗り気なら)物販に出てきて売り子やるくらいはやっても良いのではないかと(今ふと思い出しましたが、去年、本国では今でも大人気のグレアム・コクソンですら、小規模ライブハウス・ツアー(もちろんsold out)では物販出てました。そんなもんです)。

ただ、話はブログの本題と逸れますが、ミュージシャンが親日家だったり、日本で既に売れてたりしない限り、イギリス側としては、日本のマーケットなんてぶっちゃけよく知らないし、最悪バンドが売れてない場合は日本はすっぱり切り捨てる場合が少なからずあると感じます(あくまでも個人的な印象ですが)。日本が優先順位低くなるのは当然なので仕方ないですが。ただ、ヨーロッパですら来てくれない国があるのに、日本に来てくれるっていうのはそれだけでも有り難いなぁ・・・と。かといって、外タレに(主に呼び屋が)変なサービスする必要もないと思うんですけど(だから一向に理解が進まないのでは?)。まぁ、この辺は実務経験のない私の推測なので何とも言えませんが・・・。
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2009/12/27 08:57
X Factor vs RATMから考えたこと
洋楽ファンの方ならもうご存じかと思いますが、イギリスの超人気オーディション番組「X Factor」と、同番組出身ミュージシャンの音楽チャート独占に疑問を呈した音楽ファンが起こしたRage Against The Machine「Killing In The Name」購買運動について。

イギリスでは、X Factor優勝者(←クリスマス直前に決定する)によるカバー音源が、1年の最後であるクリスマス・チャートの1位を飾るのがここ数年の恒例行事となっていました。そうでなくとも、最近は英米のオーディション番組出身者がチャートを独占することも度々。そんな異常な状況を危惧したイギリス人カップルが、クリスマス・チャートの対象になる週(=X Factor優勝者によるシングルが発売される週)にRATMの「Killing In The Name」を購入し、同曲を1位にしようというキャンペーンをSNSサイト「Facebook」(←ご存じない方は、mixiの世界版と思っていただければ良いかと)で開始。同SNSのキャンペーン・グループには70万人以上の人が登録。多くのミュージシャンも次々に賛同を表明するなど、バトル本番がスタートする前からかなり白熱していました。

イギリスのチャートは日曜~土曜集計で日曜発表なのですが、直前の金曜日には僅差で今年のX Factor優勝者Joe McElderryがリード。しかし、最後の追い込みがあって、結果的にはRATMが5万枚差の50万枚を売り上げて1位を獲得しました。バンドは、この1位を祝うべく来年イギリスでフリーライブをすること、またこのバトルによる売り上げをチャリティー団体Shelterに寄付することを名言しています。詳細は以下の記事も参照ください。

Rage Against The Machine beat 'X Factor''s Joe McElderry to Christmas Number One - NME.com (20/12/2009)
Rage Against the Machine beat X Factor winner in charts - BBC News (20/12/2009)
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、クリスマス・チャートで1位に?- Barks News (11/12/2009)
UKクリスマス・チャート、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが1位に - Barks News (21/12/2009)
おまけ:●Rage Against The Machine on BBC Radio 5 live Breakfast - BBC News (17/12/2009)
※RATMが1位を飾った直後、バンドがLAのスタジオからBBCに生出演。インタビューと「Killing In The Name」を生演奏した時の映像が見れます(UK国内のみ視聴可)。パフォーマンス中、ザックが(約束したはずなのに)最後の最後で放送禁止用語を連発し、中継が終わってしまうのが残念。でもカッコイイパフォーマンスです。

私はNMEのTwitterアカウントをフォローしているのですが、NMEも相当頑張ってましたね。売り上げ速報も逐次流してたし、「RATMが逆転された!キャンペーンに賛同する人は今すぐ「Killing In The Name」をダウンロードするんだ!」みたいなTweetもかなり多かった。RATMの1位が決まった日のウェブサイトはRATMハイジャック状態だったし、今年最後のNMEクリスマス合併号でX Factorの生みの親Simon Cowellをちゃっかり表紙にしてた(発売されたのはバトルが終わる前でしたが)のもNMEらしくて良いなぁと。

++++++++++++++++++++++++++

・・・と、説明が長くなりましたが、このチャート・バトルで私が特に強く感じたのが:

(1)イギリスの音楽ファンの底力
(2)イギリスのジャーナリズムの自由

でした。どちらも、日本と比較して感じたことです。例えば、いくらJ-Popが商業的でどうしょうもないという声が多く上がったとしても、日本で似たようなキャンペーンが起こることはまずないと思う。そして、そのキャンペーンを雑誌がちゃっかり応援しちゃったりすることも、まぁ、編集後記にちょろっと書いてあったりとかはするのかもしれないけど、今回のNMEみたいに大々的にキャンペーンに参加したりすることはまず不可能。そんなこんなを考慮して、改めてイギリス人の行動力というかパワーは凄いなと思ったし、(2)に関しても、こうやって雑誌の独立性が保たれてこそジャーナリズムというのは成立するんだろうなと痛感させられました。(1)に関しては、文化の違いなんかもあるから、一概に「日本もイギリスみたいにムーブメントを起こすような国に!」とは言わないけど(とは言え、日本も学生運動をやっていた時代なんかもあったんだよねぇ・・・)、(2)のジャーナリズムの独立性については、日本はやはり変わるべきだと思う。ここにももちろん文化的社会的要因その他諸々が関わってくるのだとは思うけど・・・。

以上、所感まで。
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2009/09/02 21:03
日本の音楽マーケットに参入するには?
British music executives head to Japan to drum up business - the Guardian (10/8/2009)

1ヶ月近く前の記事で申し訳ないのですが、ずっととっておいた記事なので、是非紹介させてください。

サマソニが開催された週末、イギリスの30以上の音楽関連企業が、英国貿易投資総省(UK Trade & Investment)と英レコード協会のサポートのもと、日本の音楽マーケットでの成功を目指し、来日&視察を行ったというニュース。日本はアメリカに次ぐ世界2位の音楽マーケットを持っているだけでなく、多くの国がセールスの下落に悩んでいる中、日本は昨年セールスでは0.9%成長(記事によれば、携帯を通じた音楽ビジネスの成功がその要因らしい)。しかし、洋楽のシェアはたったの2割。そのうちUKミュージックはさらに小さく25%。それでも、イギリス側の注目度は高く、ここ6年で、この視察への参加企業は20から30へとふくらんだとのことです。

ユニバーサルの国際マーケット担当カトウキミタカさん(カタカナですいません)は"To sustain and expand, indie labels need to keep coming and to understand what this country is really about. (日本で生き残っていくためには、インディレーベルは日本を何度も訪れ、どんな国なのか理解することが必要だ)"とおっしゃっています。私も、グラスゴーの音楽業界の方達と接している中で、似たようなことを感じます。言語とか地理的要因で、いくらグローバリゼーションとはいえ、イギリス人の、日本(そして日本の音楽業界)に対する理解は本当にまだまだ浅い。日本人は毎日寿司を食べてると思ってる人とか、職業にサムライがあると思ってる人とか、普通にいますからね・・・。

で、去年の視察旅行の記事もあるので、ついでに紹介します。

The sun rises on British opportunities in Japan - Music Week (21/8/2008)

タイトルが微妙ですが、個人的には、こっちの記事の方が詳しくて好きです。
The Guardianと同様、こちらの記事も、日本に対する理解をキーにあげていて、特に、「日本のライブシーンは十分成長しており、他のバンドが入る隙がない」とか、「Myspaceよりmixiの方が重要なコミュニティである」なんて点は、イギリス人には知られていない、でもとても重要な点だと思います。うちのフラットメイトは、イギリスやアメリカで売れてる歌手は世界どこでも売れてると勘違いしていて、おいおい・・・と思うことも多々ですが、同じように思ってるイギリス人は多分多いだろうなと。さすがに業界人はそうではないと思うけど。記事では、マーケットの構造の違いも色々紹介しているのですが、個人的には、構造云々より、こういった日本文化への理解の方がまず大事かなぁ、と。数字だけ見て戦略組んでも、日本ではやっていけない気がします。・・・と言っても、私はただの学生なので、あくまでも推測ですが。

でも、個人的に、ですが、やっぱり視察だけではわからんだろ、と。日本人のお友達を持って、色々聞いてみた方が良いような気がしてしまう・・・。

ちなみに、イギリスで日本の音楽シーンとなると、登場するのはやっぱりスマッシュじゃなくてクリマンなんですね(URL)。日本のロックファンの間では、フジの方がサマソニよりまだまだ知名度も権威もあるかと思いますが、イギリスではサマソニの方が知られている・・・ような気がする・・・。それだけクリマンがイギリスのバンドを呼ぶのに積極的だからということか。

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2009/09/01 20:52
Reading Festival終了
mainstage.jpg
レディングのメインステージ。2日目は良いお天気。噂通り、旗なし。

8月最後の週末は、ロンドンから電車で30分弱のところで開催されたReading Festivalへ。元々は3日目だけ行くつもりだったのですが、結局2日目もチケットを取って、2日間行ってきました。

レディングは、規模、ファン層、メンツ等々T in the Parkにそっくりなので、比較するには面白いんじゃないかと思いましたが、結局は、レディングの方がTよりも中流、としか言いようがない。運営面では、確かにレディングの方が優れている面もあるのだけど(トイレなんて男女別で全部水洗!しかも超綺麗)、それは大した問題ではなく、結局はイングリッシュの方がスコティッシュよりお酒をバカ飲みしないし、羽目外すような人も多くないという、とにかくそこに尽きます。合唱とかあまり大きくなくて(ロンドン近辺の人達はみんな冷めてると思う・・・)そうゆう意味では、スコットランドの方が楽しいけど、レディングの方がTより100倍快適。まぁ、ポロッとゴミを落とす or 放置するタイプのスコティッシュと比べ、レディングのお客さんは、下手投げで本当にゴミを“投げて”いて、ちょっとビックリしましたけど。顔はすましてて、身なりもまさに中流なのに、手元ではゴミをひょいっと投げる、と。・・・なるほど。

RH-gold.jpg
Radiohead at Reading, 30 Aug 09

バンドはボチボチ見ましたが、最初に見たIan Brownがワーストアクト(ちゃんと歌えー!やる気あるのかお前はー!)、最後に見たRadioheadがベストアクトでした。レディへは別格。レベルが他のバンドと違すぎる。1曲目が「Creep」だったのは、南米ツアーと同じだったので驚きはなかったのですが、「Creep」を1曲目に持ってくるというのは、ある意味バンドにとっては画期的かもしれないなぁと。1曲目にやっちゃえば、バンドもファンも後の二十数曲に集中できるし。あと、レディングでは「Creep」より「Karma Police」や「Just」の方が圧倒的に盛り上がってたし、もうイギリスでは、バンドは「Creep」云々そこまで気にしなくて良いんだろうなぁと思ったり。個人的には、去年のグラスゴー公演とセトリが被ってなくて、聴きたい曲が沢山聴けて良かったです(今夏のツアーでやってた「(Nice Dreem)」が聞けなかったことだけが心残り)。噂の照明もエンジョイ出来たし(去年は最前+アンコール頃でも空が明るくて、照明をフルでエンジョイ出来なかった)。修論のテーマを音楽と環境問題に決めた直接のきっかけが、レディへのグラスゴー公演だったので、修論を終えた直後に再び彼らのライブを見られたのは、自分の中で1つけりを就ける意味でもとても重要なことでした。そして、実際、素晴らしいライブを見ることが出来て、本当に良かったです。

イギリスのフェス・シーズンは今月のEnd of the Roadまで続きますが、私はこれにて今年のフェスは全て終了。が、今週末はMuse、そして16日はColdplayのライブがあります。UK叙情派バンドの個人的トップ3を僅か1ヶ月足らずで全部見るなんて、多分もう一生ないと思うので、楽しんで参ります。
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プロフィール

anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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