イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2009/04/25 05:22
From Iceland
21日からアイスランドに来ています。

klapparstigur.jpg
Reyjavik。この通りにかの有名なSirkusがあったそうでが、イラストも書き換えられていて、跡形もなく消えていました・・・。(※追記(25/4/09)でも建物は残ってます。外壁が赤く塗られ、Sirkusのお客さんの写真が飾られています。)

Isafjordur1.jpg
Isafjordur(イーサフィヨルズル)。生フィヨルド!

レイキャビークはグラスゴーの真冬より少し寒い位なので平気ですが、イーサフィヨルズルは吹雪になり、寒くて凍死しそうでした・・・。グラスゴー以上に日が長く(夜11時でもまだ明るい。日の出は朝4時前後かな?)、空も近いし雲も手の届きそうなところにあって、ここが北の果てであることを目で肌で感じています。

ここは自然のパワーとそこから派生するcreativity(芸術、という意味ではなく、もっと大きな意味で)に溢れています。イーサフィヨルズルに行った時、心底そう思いました。ものすごい国です。

今回はPCを持参しているので(旅行直後に迫ったエッセイ提出と修論取材の準備が全く終わっておらず、夜な夜なやっています・・・)、いつも通りニュースをチェックしていますが、イギリスでは色んな音楽業界系ニュースが報道されているようですね。旅行から帰ってきたらまとめて更新したいと思います(来週の火曜日以降)。ひとまず、ご報告まで。
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2009/04/21 04:21
ライセンス契約の透明性(更新済)
Songwriters gang up on Google at PRS for Music event (liveblog) - Music Ally (8/4/2009)
Billy Bragg talks Google, MySpace and creator rights in the digital era - Music Ally (8/4/2009)

Spotify close to deal with PRS for Music - Music Ally (8/4/2009)

以前予告した、Music Allyの3本立ての記事です。

1つ目はPRSのキャンペーン「Fair Play for Creator」(拙ブログのこちらを参照)のイベント開催の記事です。きっかけは、YoutubeがPRSとの契約更新で揉めて、プレミアム・ビデオ・サービスからPRSのカタログにあるビデオを削除したこと。これに対抗して、PRSが彼らの会員(≒多くのソングライター)と共にYoutube(≒Google)に適正なライセンス料の支払いを求めて始めたキャンペーンが「Fair Play for Creator」です。
拙ブログでも度々指摘しましたが、Music Allyもこの点について疑問を投げかけています:

So, while it’s absolutely relevant for songwriters to complain about being paid peanuts for streams of their songs on YouTube, the debate should be less about ‘Google is huge, it should pay us more!’, and more about ‘If Google can’t sell enough ads to pay us more, how does the licensing model need to change?’
(Youtubeがソングライターにわずかなお金しか支払っていないことに対し、ソングライターが不満を言うのは当然のことである。しかし、議論は「Googleは大企業なのだから、支払額を増やすべき」というより「もしGoogleがソングライターに適切な使用料を払うために十分な広告を売っていないのであれば、どうライセンス・モデルを変える必要があるか?」であるべきだ。)


2番目の記事は、そのイベントに参加していたBilly Bragg氏(a.k.a. FACの実行委員)に対するインタビューです。上記の点を指摘されたBragg氏は、「どうやってGoogleが広告で十分な収益を上げていないと知ることが出来るというのか?彼らは非公開契約で覆われた存在。透明性がないんだ。これはGoogleだけじゃない。Nokia(のComes With Music)だってそうさ。」と反論。さらに、氏は「デジタル・サービスによる収益のほとんどはレコード会社に流れてしまい、ミュージシャンの手元に残るのはわずかである」とも指摘しています(この情報のソースが知りたいところですが、残念ながら記事には載っていません)。
ちなみに、記事の後半で、Bragg氏が「Robbie WilliamsはFACで最も重要な一人」と言うので、調べてみましたが、彼はEMI所属なのですね。つまり、彼がEMI(メジャー)との交渉に成功すれば、他のメジャーにも大きな影響を与えるはずだ、と。そういえば大雪で中止になったFACの第1回ミーティングの際は、Coldplay(EMI)も出席予定と報道されていました(ただし、彼らはまもなく契約切れ)が、それにしてもRobbie Williamsは凄いことをやりましたね・・・。

最後の記事ですが、これが個人的にとても興味深い。このイベントと同じ日、音楽購読サービス「Spotify」とPRSが、「Commercial terms」(英辞朗によれば、訳は"通商条件"らしい)に同意したと発表しました。これは、「正式な契約には至っていないが、それに近いところまでは来ている」という状態のようです。ここれ「ん?」と思うわけです。記事には疑問点が2つあげられています:

(1) 今まで両者の間でどのようなライセンス契約が結ばれていたのか?
(2) そして現在はどのような金銭のやりとりがあるのか?


・・・確かに。イギリスで制限無しのサービスが始まったのは今年の2月ですが(元は招待制)、私のようにSpotifyにはまってしまい、もはやCDの購買意欲ゼロな人がおそらく山程いるはずです。しかも、報道の限り、レコード会社とは適正な契約が結ばれている印象がありました。にも関わらず、ここに来てこの発表。これでもGoogleやNokia、マイスペだけを責められますか?ということです。これに関しては続報待ちです。

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この前「The Great EscapeのMusic Allyのセッションに行きたい!」と書いたのですが、どうやらセッションは5月15日のようですね(URL)。いちおデジタルコンテンツのセッションの一環らしい(この記事に出てきたSpotify、Youtubeの関係者も参加)ですが、主題はマーケティングとのこと。これはこれで興味があるので行きたいですが、なんだかちょっと残念な気分。どちらにしろ、90ポンドじゃ手も足も出ない・・・。
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2009/04/18 04:09
The Pirate Bay is Guilty
このニュースに触れない訳にはいきませんが、時間がないので軽くさらってリンクを貼るだけにします。

今日は朝から音楽関連メディアやブログが大騒ぎになっていました。毎平日の12時過ぎに送信されるCMUのメーリングリストも、今日は2時頃到着。もちろん、このニュースを取り上げるためです。

Pirate Bay defendants guilty - Music Week (17/4/2009)

ファイルシェアリングの最大手サイト、スウェーデンのThe Pirate Bay関係者4人に対し、今日有罪が言い渡されました。この裁判は、トラッカーの有罪/無罪を問うもので、今後を占う最も重要な裁判の1つと見なされていました。特に、TPBが主張する「私達のやっていることが有罪ならば、同様のサービスを行っているGoogleも有罪となるべき」という点が、果たしてどう判断されるかが注目されたのではないかと思います。

今年2月から始まったこの裁判。TPBはネットを効果的に使って無罪をアピールし、TPBを応援する多くの音楽ファンが現地に駆けつけ必死のサポート。裁判の様子はネットで即座にアップされ、それに対して数百というコメントがつく。さらに海賊党なる政党も誕生し(関連記事をMusic Allyの項に貼っておきました)、もはや一大ムーブメントの様相を見せていました。そして今日、なぜかこの判決結果が判決直前にしてリークされるという意味の分からない事件も起きたようですが、結局そのリーク通り、4人は有罪とされ、懲役1年と罰金3000万クローナが言い渡されました。ちなみに、有罪となったPeter Sunde KolmisoppiはTwitterを利用したオンライン記者会見(webcamで録画しつつ、Twitterで集まった質問に答える)を行い、「私は罰金を払えないし、払うつもりもない」と発言し、今後も争う姿勢を見せました。

上記のMusic Weekの記事は淡々と(でも内心はきっと大喜び)事実を語るのみになっていますが、デジタルコンテンツを専門とするメディアの分析はかなり広範囲に及んでいます。焦点は、「この判決が果たしてどこにどう影響するのか」。以下、「これだけは読みたい!」記事のリンクを貼っておきますが、後で自分が読むためのメモです。暇が出来たら読もうと思います。

※以下、全て本日(4月17日)付けの記事。
【Music Ally】
Pirate Bay trial verdict: Guilty and going to jail
Could Pirate Bay guilty verdict have implications for Google?
-->The Pirate Bay Ruling: What Does it Actually Mean for the Music Industry? - Music Industry Blog
Swedish Pirate Party: “Pirate Bay ruling is our ticket to the European Parliament”
【Billboard.biz】
Why The Pirate Bay Verdict Doesn't Matter
【CMU Daily】
GUILTY: PIRATE BAY TRIAL UPDATE

それにしても、Music Allyの怒濤の更新、そして「TPBの記事ばかりになったので」と、ウクライナのバンドのYoutube動画が息抜き代わりに投稿されていたのには笑いました(URL)。こんなのどっから探してきたんだろ・・・。

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2009/04/17 14:49
100% Genki!
090417.gif
CMUで少し前にニュースになっていて、その時点では日本語サイトがまだ出来ていなかったので紹介しませんでしたが、今見たらオープンになっていたので紹介します。

フジロックのオーガナイザーとしても知られる、おなじみSmashが、イギリスのチャリティー団体Strummervilleと共同で「100% Genki!ツアー」をイギリスにて決行します。これは、世界ではほとんど日の目を見ることのない、しかしながら質の高い日本のバンドを世界に発信しようという試み。世界の音楽シーンを引っ張るイギリスがその舞台に選ばれました(スマッシュとStrummervilleでアメリカ、なんてことはまぁあり得ないわけですが)。日本語のサイトはトップページしか見られませんが、一通り必要な情報はここに書いてあります。こちらからどうぞ。

来月15日ブライトンで開催されるThe Great Escapeを皮切りに前6公演。今回回る日本のバンドは80kidz / De De Mouse / Riddim Saunter / Tuckerの4組。・・・後半2つしか知らなかったので、今前バンドのマイスペでパパパーっと聴いてみましたが、スマッシュらしいセレクトですね。日本らしい音楽をやるミュージシャン達で、イギリスではあまり聞かないような音楽だけど、イギリス人にもきっと受け入れてもらえそうな、ちょうど良いバランスの4組。個人的にはツボです。グラスゴーに来てくれたら絶対見に行くのに・・・という位良いです。日本にいた時は後半2組も特段ライブに行きたい程みたい訳ではなかったけど、今更、帰ったら4組とも見に行きたいなぁ・・・なんて思っているところです。在英1年を超えようという頃のなると、やはりこうゆう日本の匂いがする音楽が恋しい。

余談ですが、The Great Escapeはブライトン内のライブハウスを巡る形式のフェスなのですが、同時に業界セミナーも開催されることになっていて、これが、今年初めのMidemのようなものすごいメンツが勢揃いしています。Julie's Bicycleも参加するようですが、個人的にはこのブログでも紹介しているMusic Allyが参加するセミナーやデジタル音楽関連のセミナーに是非参加したい。チケット代が半端なく高いし(1日90ポンド・・・ライブだけなら1日25ポンドなのに・・・)、実は5月頭に修論関係で急遽ロンドン行きが決まったため、今回は見送らざるを得ない状況なのですが、Music Allyの参加日とデジタル関連のセミナーが同日開催だったら、また弾丸ツアーで行ってしまうかも・・・こんな機会はイギリスにいても滅多にないし。

前回投稿したMusic Allyの記事、まだ編集してません。まだまだ忙殺されてますが、今朝は無意味に早起きしてしまったので、息抜きにこの記事を書いてみました(今日みたいな記事ならパパパっと書けるけど、日本語訳+著作権になると、数倍時間がかかるという・・・)。
グラスゴーはまだ朝7時前です。今からプールで一泳ぎしてから図書館に行ってきます。
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2009/04/12 08:42
今週の英音楽ニュース(11/4/2009)
PRS/Youtube問題の続報と、PRS/Spotifyの不可思議な契約合意に関するニュースは明日にでも書きたいと思いますが、その前に久しぶりの英音楽ニュース。と言っても、イギリスのニュースではないのですが・・・。

France rejects internet piracy law - Music Week (9/4/2009)
フランス国民議会は、「インターネット・プロバイダーが、違法で著作物をDLした者の回線を切断できるようにする」という案を否決しました。これが可決すれば、3ストライク・ポリシーが可能になるだけに、IFPI(国際レコード協会)も「大変残念である」とのコメントを発表。「フランス政府は、即座に法案を再提出するであろう」とIFPIは期待を寄せていますが、果たしてフランスの3ストライク・ポリシー案はどうなるか。このポリシーの生みの国だけあって、今後の動向が注目されます。
※追記(14/4/2009)
[WSJ] 違法DLでネット切断の仏「スリーストライク法案」、予想外の否決 - ITmedia News (10/4/2009)
こんな記事がありました。「どうせ決まるだろう」と思っていたのか、出席者が少なく、反対派だった社会党が多数になったことが、今回の否決になったようです。ということは、次の採決が行われた場合、ちゃんとみんな出席すれば可決、となる可能性が高そうです。

News in Brief: Future of Music Coalition, Tim Tuten, Jimmy Eat World, the Datsuns - Pitchfork (3/4/2009)
Analysis: Strive for Transparency, Not Fairness - Billboard.biz (8/4/2009)
記事を読んで初めて知ったのですが、アメリカには、音楽業界のポリシー、テクノロジー、法律などを専門に扱う教育・リサーチおよび支援団体「Future of Music Coalition」というのがあるそうです。この団体が、「Principles for Artist Compensation in New Business Models(新しいビジネスモデルにおける、ミュージシャンの報酬のための原則)」を発表しました。「ミュージシャンはフェアで平等な契約の元で印税をもらうべきである」というラインは、FACに似たようなところがあります。
2つ目に貼ったBillboardの記事は、このガイドラインに対する批判なのですが、著作権問題に興味のある方は読んだ方が良いと思います。Billboardの批評をざっくりまとめると、「FMCの、印税収入の不透明性を改善すべきという主張までは良いが、そこに「公平性」や「平等性」が加わると、ガイドラインはダメになる」。一部箇条書きしてみると:

- ミュージシャンは、レーベルと"不公平"な契約を結んだ張本人である。契約内容が不公平だと思ったなら、契約しない権利がある。より多くのミュージシャンが同じ態度で契約に挑めば、業界全体として契約内容はフェアになり、新しいビジネスモデルが前進するであろう。
- FMCの定義する「公平性」には、ミュージシャンの前払いされる契約金の存在が無視され、受け取る印税に関してのみ考慮されている。たとえ印税の配分が「公平」であっても、セールスが悪く、前払い金をカバーするだけの収入が入らなければ、どの契約も「不公平」になる。しかし、前払いすることは大いに価値のあることである。FMCの主張では、レーベルはただ損失の一端を請け負う存在となり、ミュージシャンに対し極端に都合の良い話となりうる。
- 「ほとんどのアーティストがレコードセールスから適切な収入を得ていない。「印税は直接クリエーターに支払われるべき」とFMCは主張しているが、ほとんどのミュージシャンはレコードセールスから収入を得るほど人気があるわけではなく、この主張は非常に弱いものになっている。


箇条書きの1つ目については、私も「不公平なら公平な内容になるよう交渉すればいいのでは・・・?」と考えたことがあります。まぁ、メジャーなミュージシャンが契約満了とともに次々にインディー回帰している現状がそれに当たるのかもしれませんが。
2つ目と3つ目ですが、Billboardが指摘している内容を理解するには、ミュージシャンとレーベルの契約についての知識が必要です。私も大学院に入る前まで、この点について全く知らなかったのですが、両者の契約は、要は「レーベルはレコーディング費用やプロモーション費用を肩代わりする意味で事前にお金をあげますから、ミュージシャンは経費を埋め合わせるだけのセールスをあげられるパフォーマンスをしてください」という内容です。たとえ契約金が高額でも、そこから経費がドンドン差し引かれるので、その分CD等々を売れなければミュージシャンは借金。The Gowers Reviewによれば、イギリスでは80%のミュージシャンが費用を埋め合わせられずにいるそう。しかしレーベルは残り20%のミュージシャンがあげた利益でその80%を補って、さらに全体としても利益を上げていることになります。これを知らないと、箇条書きの2つ目と3つ目は読んでもちんぷんかんぷんではないかと思います。
アメリカは著作権保護期間が95年で内容もイギリスとは違いますが、イギリスの著作権法を考える上でも参考になる批評ではないかと思いました。面白かったです。

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北アイルランドはデリーから昨日帰ってきました。
giantcauseway.jpg
ジャイアンツ・コーズウェイ。六角形の石柱がびっしり。

同じ民族が北と南に分断された、アイルランドはとても複雑な国です。それでも、北でも南でも、アイルランドは旅行客に優しい国(ただし、移民が定住となると良い顔されない)。フラットメイトのお宅に泊まらせて頂き、世界一と言われるアイリッシュのhospitalityを受け、大感激の4日間でした。ただ、地元の人達の訛りはかなりきつく、ほとんど理解できませんでしたが・・・。

訛りと言えば、とある調査で国内2番人気の訛りに選ばれたグラスゴー訛り。Franz Ferdinandのポールが、訛りが強すぎてアメリカ人に通じなかったというエピソードに思わず爆笑してしまいましたが(URL)、ポールの英語は正直まだ分かりやすい方だと思います(ここで聴いてみてください)。綺麗な(≒ある程度教育を受けている人の)グラスゴー訛りはMogwaiのこのインタビューで聴けます。ちなみに冒頭にメンバーが歩く交差点は、私がフランツご一行を見かけた場所です。そして、最悪な(≒チーマーの使う)グラスゴー訛りはグラスベガスのこれ。細い方の人、何言ってるか全然分かりません。ついでですが、私が英語を本気で勉強し始めた時、必死に聴いていたのがMuseのインタビュー。かなり早口ですが、マットのイングリッシュ訛りはあまり強くないせいか、早口でも聞きやすいです(URL)。同じ早口でも、グラスベガスとはこんなに違うのかと・・・。
個人的には、訛りのないニュートラルな英語が1番分かりやすいです。
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2009/04/06 16:09
お出かけのお知らせ
090406.jpg

エッセイその他諸々に追われておりますが、それも旅行の前に何とか終わらせないといけないから。来月からは修論以外の何もないので、だからこそ「来月以降は修論以外の何も出来ない」と思って、急いで旅行の予定を入れてしまった間抜けな留学生です。

友達はみんな既に旅行に旅立っていますが、私も、明日から4日間、フラットメイトの帰省に合わせて北アイルランドに行ってきます。本当は船でエコな旅行(陸の移動を合わせても、朝出れば昼には着く距離)になるはずが、時間とお金がないため飛行機に・・・残念。ちなみに、3回目の渡愛にして初の北アイルランド。アイルランド好きでなくても胸の痛む思いをしたであろう、彼の地・デリー(wiki)についに足を踏み入れます。良くも悪くも緊張します。

ということで、今週はブログの更新をおやすみします。週末頃復活予定。

その後、実は1週間のあけて、再来週1週間、今度は日本から来てくれる友達と一緒にアイスランドに行きます。修論モードになる前に死にものぐるいで旅行中・・・日本帰ったらヨーロッパもう来れないしね・・・。

写真は、フラット裏の中庭。昼間は雲と風さえなければ半袖+上着でもいけそうですが、朝はダウンがないと厳しい。気温差の激しいグラスゴーです。
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2009/04/05 07:21
G20 終了
先生に「いいよ~、Spotify♪え?好きじゃないの?でもそれはもったいない!」と言われたので、重い腰を上げて先ほど登録してみました。「これでますますCD買わなくなる」と自覚しつつも、音も良いし無料だし(広告、予想以上に邪魔だけど・・・)、「早くやれば良かった・・・」と大後悔。イギリスにいるからこそSpotifyも使えるので、これからはうまく活用して、もう少し音楽聞く時間を増やそうと思います(本当に余裕がある時しか音楽聞かないので・・・うーん)。

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さて。無理やりこじつけますが、「イギリスにいるからこそ」直にその雰囲気を掴むことが出来たのが、G20。今年はロンドン開催。オバマ大統領初外務とあって、テレビは朝から晩までこのニュースで持ちきり。その一方、G20開催前からロンドンでは大規模デモが行われ、経済不況を糾弾する者、失業者を救済しろと叫ぶ者、アンチ資本主義を訴える者・・・と、とにかくありとあらゆる団体が1つになって、イングランド銀行前をはじめとした様々な場所に大集結。BBCのレポーターは「まるで音楽フェスのようです。とても平和な雰囲気です」と、ヒッピー文化最盛期に逆戻りしたかのような様子だったと話していましたが、日本ではどのように報道されたでしょうか?

G20、オバマ、同時期に気候変動会議開催(ドイツ)・・・とあれば、やはり温暖化がどう取り扱われたかが気になりました。オバマ氏は「ニュー・グリーン・ディール」に代表されるように、温暖化対策を進めることで経済回復を図ろうとしている人物ですから。

G20 summit - planet short-changed again as world leaders fail to take bold action on climate - Friend of the Earth Press Release (2/4/2009)
Climate change the biggest loser of G20 summit, warn environmental groups - The Guardian (3/4/2009)
G20金融サミット、共同声明の骨子 - ロイター (3/4/2009)

「1.1兆円を費やすプログラム案を採択したというのに、目立った環境問題絡みの計画案はなし」ということで、NGOsは揃って今回のG20を強く批判しています。グリーンピース代表のJohn Sauven氏の発言を引用します。

"Tacking climate change on to the end of the communique as an after thought does not demonstrate anything like the seriousness we needed to see. Hundreds of billions were found for the IMF and World Bank, but for making the transition to a green economy there is no money on the table, just vague aspirations, talks about talks and agreements to agree."
(温暖化問題を最後にちょこっと付け加えたようなこのプログラムは、深刻さのような、私達が見なければならないものを何一つ表現していない。何千億というお金が世銀や国際通貨基金(IMF)によって投じられているが、環境に優しい経済に移行するためには、一銭のお金も机に用意する必要はない。ただあるのは、漠然とした大志、会談についての会談、同意のための同意・・・。)


また、外交筋がThe Guardianに語ったところによれば、どうやら中国が環境問題絡みの内容をプログラムに盛り込むことに対して反対の姿勢を示していたようです。Mark Malloch Brown氏によれば、特に急速な経済発展を遂げている国の間で、低炭素社会への転換が貿易の妨げになるのではないかという不安があるとのこと。

「日本人に生まれた私は、中国人やインド人の数倍の温暖化ガスを日々排出しているはずなので、偉そうなことは言えませんが・・・」って、そうゆう話をもうしている場合ではない、というのが各NGOsの結論。運命のコペンハーゲンは今年12月です。
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2009/04/02 08:19
今度はドイツ
Now YouTube pulls music videos in Germany - Music Ally (1/4/2009)
YouTube Blocks Music Videos In Germany - Billboard.biz (1/4/2009)

「夜は(時差の関係で)アメリカのサイトが更新されてるよなぁ」とBillboard.bizとかMusic Allyに行ってみると、たまにものすごいニュースが一気に更新されていることがあって驚きますが、今日もバババっとあがってました。

イギリスのYoutube/PRS問題(URL)と同じことが、ドイツの著作権料徴収団体GEMAとYoutubeの間で勃発。対抗策として、Youtubeはドイツ国内からビデオを削除したようです。

Youtubeの言い分は、GEMAとの契約更新に際して、PRS for Music(英)が1回のストリーミングで£0.0022を徴収しているのに対し、 GEMA(独)は5分以内の曲に対しては€0.12 (£0.11) 、それ以上の曲にはそれ以上の額を払うか広告をつけるよう請求してきたとのこと。一方GEMAは「請求額は€0.01だった。しかし、Googleは透明性に欠けるとして難色を示した」と主張が真っ向から対立しています。

一方、記事内に突然さらっと登場したので度肝を抜かれましたが、PRSがこの問題に際して立ち上げたキャンペーン「Fair Play for Creator」にMusicians UnionとFeatured Artists' Coalitionが参加したようです(PRSのプレスリリースはこちら)。

FACの「Googleは、The Copyright Tribunalの決定の受け入れ(多分これ)、もしくはYoutubeの広告収入に関する透明性のある分析に基づいた交渉を行うよう求める」という文面を見ると、PRSとソングライターの間ではクリアーな契約が行われているように見えるのですが、そうなると、指導教官が「PRSとYoutubeの金銭関係は企業秘密にされている雰囲気がある。私もよく分からない」と言っていたのは何だったのかなぁ・・・とも思ってしまいます(また聞いてみますが)。ここまでGoogleがバッシングを食らっているのを見ると、Googleのどこかに非があると思わざるを得ないのですが、決定的な情報も今のところどこにもなし。

ということなので、新しい情報が出るのを待つばかり。私になすすべはありません。
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2009/04/01 05:12
FAC: 反対に賛成
FAC SUPPORT GOVERNMENT OVER TERM EXTENSION WRANGLING - CMU daily (31/3/2009)

本当はMusic Weekの記事もあったのですが、この前リンク張った記事(タイトルが「英政府が著作権保護期間延長への道をずたずたにした!」的な酷い見出しだったやつ)がなぜか削除されていてとても頭にきたので、CMUにしました(大人気ない・・・)。

28日にEU委員会で著作権保護期間延長案の草稿通過をめぐる投票があり、イギリスの反対により否決されました。これに対し、MU(ミュージシャン同盟)がBPI、AIM(日本語だとインディレーベル連合?かな)そしてPPLと連名で「イギリス音楽業界全体が政府の行動に落胆している」という声明を出したのですが、これに反し、Featured Artists' Coalitionは「政府の決断を支持する」との声明を発表したようです。彼らは既に「45年の延長自体は支持。しかし、現行の保護期間50年が過ぎた後は、全ての権をミュージシャンに戻すことが条件」という姿勢を打ち出していますが、これは「現在の延長案には賛成しない」というメッセージのようです。

記事によれば、バックカタログを取り戻したい理由は、とあるメジャーレコード会社が認めたという、「保有しているカタログの70%は日の目を見ていない状態である」という状況の改善にあるようです。ここれには、いわゆる「use it, lose it」のことも頭にあるのではないかと思います。

ちなみに、FACのバックについていると言われているMMF(音楽マネージャー・フォーラム)は、以前延長支持を表明していました。FACとMMFの関係がどうなるのかも気になるところです。

個人的には現在EUで議論中の案にしろFACの案にしろ、延長には反対ですが(でも、色々改善すれば延長もあり、か・・・)、「音楽業界全体ががっくりしている」と大口叩いてくれた人達にはイライラしていたので、FACの一撃は見ていてちょっと快感。全体を代表しようなんて無理なのです。

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写真は、昨日のセミナーの前に訪れたブライトンにて。「夏みたい」とは言わないけど、昼間はポカポカ陽気で、海岸でお昼寝しました。ここにいつもブログ(URL)を愛読させていただいているThe Go! Teamのカイさんが住んでいらっしゃるのです。どきどき(Fatboyうんたらのことはあえて無視)。
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プロフィール

anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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