イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2009/12/29 23:46
年末の挨拶
highcross.jpg
Quin Abby in Co. Clare, Ireland. Dec 09 - I will never forget what I saw and felt there.

こんにちは。いつもブログに足を運んでくださりありがとうございます。

早速なのですが、来月下旬、日本に帰国します。いち早く社会人復帰して(願)、気持ちを新たに頑張りたいと思います。

ブログに関しては、引き続き運営を続ける予定です。ただ、もう留学生ではないので、日々のぼやきみたいなのは止めて(苦笑)、英音楽業界内のグリーン・ムーブメントと、英デジタル・ミュージック周辺の動き(FAC含め)に関するニュース発信サイトとして運営できればな、と。ブログ名もそのまま残します。「A Sunny Day In Glasgow」なんてアメリカのバンドもいるんだから、私も許されるでしょう。更新頻度はまたガクンと落ちるかと思いますが、ニュースが入ってきた時は逐次更新出来るように頑張ります。

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今年は00年代最後の年とあって、各方面でこの10年を振り返る特集が見られますが、2000年が始まったまさにその瞬間、私はZepp Tokyoにカウントダウン・ライブを見に行ってました(こんな感じ。ものすんごく良いライブでした→URL)。音楽に盲目になりすぎて成績が激落ちし、英語は強制補習を食らい、ピアスと茶髪で先生に呼び出し食らってた頃ですね・・・はははははは(枯)。ただ、根はグレてはなかったので(←必死の釈明)、きっと我が両親も半分諦めつつも無理矢理娘のことを信じて、当時まだ中学生だった私に、真夜中のお台場行きにGoサインを出してくれたのだと思います。しかし、その後高校、大学に無事進学し、就職もして、親も「これで安泰」と思ったら今度は留学、と。親は私の社会人デビューを心から喜んでいた(と思う)ので、私が退職してガックリしたと思うけど、それでもまた、10年前と同じように、半分諦めつつ私を信頼してイギリスに送り出してくれたことに、心から感謝してます。来年からの10年は、この感謝の気持ちを忘れずに、しっかり親孝行したいと思います。

このブログを読んでくださった方々、情報共有してくださったブロガーの皆さん、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

それでは皆さん、良いお年を。
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2009/12/27 08:57
X Factor vs RATMから考えたこと
洋楽ファンの方ならもうご存じかと思いますが、イギリスの超人気オーディション番組「X Factor」と、同番組出身ミュージシャンの音楽チャート独占に疑問を呈した音楽ファンが起こしたRage Against The Machine「Killing In The Name」購買運動について。

イギリスでは、X Factor優勝者(←クリスマス直前に決定する)によるカバー音源が、1年の最後であるクリスマス・チャートの1位を飾るのがここ数年の恒例行事となっていました。そうでなくとも、最近は英米のオーディション番組出身者がチャートを独占することも度々。そんな異常な状況を危惧したイギリス人カップルが、クリスマス・チャートの対象になる週(=X Factor優勝者によるシングルが発売される週)にRATMの「Killing In The Name」を購入し、同曲を1位にしようというキャンペーンをSNSサイト「Facebook」(←ご存じない方は、mixiの世界版と思っていただければ良いかと)で開始。同SNSのキャンペーン・グループには70万人以上の人が登録。多くのミュージシャンも次々に賛同を表明するなど、バトル本番がスタートする前からかなり白熱していました。

イギリスのチャートは日曜~土曜集計で日曜発表なのですが、直前の金曜日には僅差で今年のX Factor優勝者Joe McElderryがリード。しかし、最後の追い込みがあって、結果的にはRATMが5万枚差の50万枚を売り上げて1位を獲得しました。バンドは、この1位を祝うべく来年イギリスでフリーライブをすること、またこのバトルによる売り上げをチャリティー団体Shelterに寄付することを名言しています。詳細は以下の記事も参照ください。

Rage Against The Machine beat 'X Factor''s Joe McElderry to Christmas Number One - NME.com (20/12/2009)
Rage Against the Machine beat X Factor winner in charts - BBC News (20/12/2009)
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、クリスマス・チャートで1位に?- Barks News (11/12/2009)
UKクリスマス・チャート、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが1位に - Barks News (21/12/2009)
おまけ:●Rage Against The Machine on BBC Radio 5 live Breakfast - BBC News (17/12/2009)
※RATMが1位を飾った直後、バンドがLAのスタジオからBBCに生出演。インタビューと「Killing In The Name」を生演奏した時の映像が見れます(UK国内のみ視聴可)。パフォーマンス中、ザックが(約束したはずなのに)最後の最後で放送禁止用語を連発し、中継が終わってしまうのが残念。でもカッコイイパフォーマンスです。

私はNMEのTwitterアカウントをフォローしているのですが、NMEも相当頑張ってましたね。売り上げ速報も逐次流してたし、「RATMが逆転された!キャンペーンに賛同する人は今すぐ「Killing In The Name」をダウンロードするんだ!」みたいなTweetもかなり多かった。RATMの1位が決まった日のウェブサイトはRATMハイジャック状態だったし、今年最後のNMEクリスマス合併号でX Factorの生みの親Simon Cowellをちゃっかり表紙にしてた(発売されたのはバトルが終わる前でしたが)のもNMEらしくて良いなぁと。

++++++++++++++++++++++++++

・・・と、説明が長くなりましたが、このチャート・バトルで私が特に強く感じたのが:

(1)イギリスの音楽ファンの底力
(2)イギリスのジャーナリズムの自由

でした。どちらも、日本と比較して感じたことです。例えば、いくらJ-Popが商業的でどうしょうもないという声が多く上がったとしても、日本で似たようなキャンペーンが起こることはまずないと思う。そして、そのキャンペーンを雑誌がちゃっかり応援しちゃったりすることも、まぁ、編集後記にちょろっと書いてあったりとかはするのかもしれないけど、今回のNMEみたいに大々的にキャンペーンに参加したりすることはまず不可能。そんなこんなを考慮して、改めてイギリス人の行動力というかパワーは凄いなと思ったし、(2)に関しても、こうやって雑誌の独立性が保たれてこそジャーナリズムというのは成立するんだろうなと痛感させられました。(1)に関しては、文化の違いなんかもあるから、一概に「日本もイギリスみたいにムーブメントを起こすような国に!」とは言わないけど(とは言え、日本も学生運動をやっていた時代なんかもあったんだよねぇ・・・)、(2)のジャーナリズムの独立性については、日本はやはり変わるべきだと思う。ここにももちろん文化的社会的要因その他諸々が関わってくるのだとは思うけど・・・。

以上、所感まで。
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2009/12/24 09:07
Happy Christmas!
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メリークリスマス!

グラスゴーのジョージ・スクエアに飾られている大きなツリー。先日卒業式でグラスゴーに戻った時に見てきました。

この時期、イギリス各地で特設の遊園地やスケートリンクがお目見えしますが、グラスゴーは、city centreにあるジョージ・スクエアが会場になります。

crhistmas2.jpg
グラスゴーの現代美術館のすぐ裏手。実際見るとものすごい迫力!

ロンドンも各所イルミネーションが行われていますが、グラスゴーの方が大がかりで綺麗・・・。特に、この現代美術館のイルミネーションは綺麗でお気に入りです。

クリスマス・ソングではないですが、寒い冬には是非この曲(の収録されてるアルバム)を!・・・ということでyoutubeのリンク貼っておきます(URL)。冬とドラムンベースって相性良いと思う。

それでは、皆さん楽しいクリスマスを!
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2009/12/22 21:17
(追記有)COP15と英音楽業界の動き
先週末、大混乱の末COP15が終了。先週は家を空けていた事もあり、twitterでfollowしている環境関連の方々の呟きを読むので精一杯だったので、昨日今日でざっとチェックしました。日本でも報道されているかと思いますが、法的拘束力のある京都議定書を継続させる新たな枠組みを作ることに失敗。先進国は「途上国に温暖化防止対策に向けた経済的支援を約束する」ことで、自らの温室効果ガス排出に関する責任回避という、大変残念な結果で終わりました。以下の朝日新聞の記事でコペンハーゲン合意のまとめを、その次のFoEスタッフによるブログでCOP15で起こった数々の出来事を時系列で、それぞれ読むことが出来ます。

COP15 コペンハーゲン合意の要旨 - asahi.com(19/12/2009)
COP15ニュース - FoEスタッフ・ブログ(last accessed on 22 Dec 09)

また、「京都議定書の次のステップは何だろう」さんのこちらの記事に、政府や各NGOsのドキュメントや声明のリンクが多数貼ってあり、大変参考になります。中から、個人的に特に気になったNGOsのプレス・リリースを以下に貼っておきます。

●「コペンハーゲン・アコード」2010年 野心的な法的拘束力ある合意を - 日本は国内法の整備を急ぐべき - 気候ネットワーク・プレスリリース(19/12/2009)
歴史的な瞬間、歴史的な集まり、歴史的な責任回避(COP OUT) - オックスファム・ジャパン・プレスリリース(19/12/2009)

COP15に関して、英音楽業界では、英音楽業界内の環境活動団体Julie's Bicycleが有名ミュージシャンを含む100人以上のサインと共に嘆願書をリリースしたことは以前拙ブログでもお伝えしました(URL)。この地味な嘆願書は(当然)どこのメディアも無視。英音楽業界はこのままクリスマスムードに突入か・・・と思っていた矢先、他のメンバーが名を連ねる中、(おそらく意図して)その嘆願書にサインをしなかったレディオヘッドのトム・ヨークが「現地で何が起こってるかサッパリ分からなかったから」と、プレス・パスを得て何とコペンハーゲンへ。メディアも彼のコペンハーゲン入りのニュースを一斉に取り上げました。

Radiohead's Thom Yorke 'disgusted' by Copenhagen summit - the Guardian (21/12/2009)
※DAS内にある「現地で最初に会った人」とされるガーディアンの環境エディターJohn Vidalのインタビュー・ビデオがアップされてます。
Radiohead's Thom Yorke crashes UN climate change conference - video - NME.com (18/12/2009)
Thom Yorke crashes Copenhagen - BBC 6Music(18/12/2009)
Thom Yorke Crashes Copenhagen Climate Change Conference - Pitchfork (17/12/2009)
Thom Yorke Travels to Copenhagen For Climate Summit - Rolling Stone (17/12/2009)

音楽業界で最も活発に活動を続ける環境活動家の1人であることは間違いないとはいえ、トム・ヨーク1人が動くだけで主要音楽系メディアが一斉に記事をあげるとは、ものすごい影響力というか、嘆願書で他の有名ミュージシャンが何人名を連ねても敵わないというか・・・。

トム・ヨークは、バンドのオフィシャルサイトDead Air Spaceにてブログをライブ更新しています(URL)。英語を読める方はそのままオフィシャルに飛ぶことをオススメしますが、日本語の場合、個人的にはro69のニューヨーク駐在員・中村明美さんのブログ(12月21日22日)にある抜粋文をオススメします。

それから、インタビュー・ビデオも色々。以下、youtubeより:

Radiohead's Thom Yorke Magically Appears at Climate Talks
The Stupid Show - Episode 6 - Part 4
The Stupid Show - Episode 6 - Part 5
※Part4~5に出てくる「10:10」キャンペーンとは、来年1年で温室効果ガス10%削減を目指すもので、ビデオの中で、マイクロソフトや大型スーパーチェーンのASDAが参加しているとされています。このキャンペーンに関してはこちら参照。

・・・と、一連のトム・ヨーク関連のメディア露出をチェックしていると、Julie's Bicycleがやってる事ってなんなんだろうなぁ・・・とぼけーっと思ってしまいます。JBは、音楽の影響力を生かすための実際的な行動はJB自体ではなく、レーベルやプロモーター(強いてはミュージシャン)といった現場がするもので、JBはその手助けをするという立場を取っています。しかし、レーベルやプロモータも、ミュージシャンのバックで活動する人達。となると、一般市民にインパクトを与えることが出来るのはミュージシャンだけ。ところが、トムを含めた“最も”影響力を持つミュージシャンの誰もがJBの活動に(現時点では)参加していないという・・・。

・・・とこんな事を考えていて思ったのですが、日本のミュージシャン達は、COP15に対してどんな反応をとったのでしょうか?ブログに記事を投稿した人もいるでしょうし、静かにニュースを追いかけていた人もいるでしょうが、日本のミュージシャンの声みたいなのって、そう言えばメディアで全然取り上げられないですよね・・・あれって、何でなんだろう・・・メディアの責任なのか、日本人ミュージシャンで声を上げる人が少なすぎるのか、別の理由なのか・・・うーん・・・。

※追記(23/12/2009)
How do I know China wrecked the Copenhagen deal? I was in the room - the Guardian (22/12/2009)
【COP15】削減目標骨抜きで中印共闘 アフリカも疑問の声 - 産経ニュース(23/12/2009)
The Guaridanの記者・マーク・ライナス氏が、温暖化により水没の危機にさらされているモルディブ交渉団に参加。COP15のハイライトである首脳級会議において、「中国がインドと共闘し、削減目標を骨抜きさせた」との暴露記事が飛び出しました。ライナス氏は、様々な活動家が先進国首脳の消極的な姿勢を批判したが、実際は、オバマ米大統領を含めた各国代表は極めてポジティブな協定を結ぶべく動いていたという。しかし、中国が綿密に練られた交渉術でそれを阻止。産経新聞のインタビューで、ライナス氏は“中国の意図は「交渉を挫折させ、意図的にオバマ米大統領に屈辱を与える」こと”だったときっぱり言い切っています。

クリスマス直前ということで、各所の反応がまだ出てこないのですが、この記事はかなりの衝撃を持って受け入れられるでしょう。クリスマス後にはもう少し色々出てくると思うので、この件に関しては引き続き注視していきます。
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2009/12/15 06:28
The best of 2009
去年少しはやったと思ったら、全然やってなかったですね、年間ベストアルバム!みたいなやつ。元々新譜をあまり熱心に聞かないタイプ(反省)なのだけど、さらに今年はロック以外のジャンルに全然手を出さなかったのを今更反省。なんてミーハーな聴き方をしていたのかと・・・。でも、気に入ったものをちょろっとだけ。

【アルバム】
The Horrors - Primary Colours

【ソング】
The Horrors - Sea within a Sea
The Underground Railroad - 25
Animal Collective - My Girls
Graham Coxon - In the Morning
Jarvis Cocker - "Further Complications"

今年はアルバムもシングルもホラーズ。アルバムはホラーズ1本で(えぇっ!?)。中毒になるくらい好きになった。一般的に、今年はUSインディ勢(アニコレとか)が盛り上がったのかなぁ。でも、UKインディ勢もWild Beasts「Two Dancers」やThe xxのセルフタイトル、The Phantom Band「Checkmate Savage」とか、良作が多かったと思う。
曲単位では、Lily Allenの「Not Fair」をカバーしたGomezの「It's not Fair」もゆるくてかなり好きだった。それから、Jarvis Cockerの"Further Complications"は年間ベストPV(→URL)。

【ライブ】
Blur @Glastonbury Festival
Blur @Hyde Park (3 July)
Nine Inch Nails @T in the Park
Graham Coxon @King Tut's
The Temper Trap @King Tut's(11 May)

ライブは沢山行ったんですけど、やっぱり今年はブラーでした。T in the Parkももちろん良かったですが、グラスト~ハイド・パークの流れはスペシャルな空気が流れてたし、ものすごく感動的だったし、人生のベスト3くらいにはいる素晴らしいライブでした。
上記のもの以外では、自分が特にご贔屓しているUK叙情派3バンド(Muse、Coldplay、Radiohead)の(当然のことながら)素晴らしいライブが見れたのは凄く嬉しかった。それから、イギリスにいないと絶対見れない、もしくは当分来日がなさそうなバンドが見られたのラッキーでした(特にBlackbud/感涙)。

【その他】
去年秋から引き続いて、今年もブリット・ポップにずっぽりはまりました(その影響が今年のベストには反映されすぎだと思う・・・)。音源はもちろん、雑誌やらドキュメンタリーやら色々漁って、調べれば調べるほど、ムーブメントとして凄く面白いな、と。好きになったバンドは多くはなかったですが、Elasticaは凄く気に入って、2枚ともよく聞いてました。
・・・と、こんな流れもあったので、おそらく、新旧合わせると、今年1番聞いたのはブラーだったんじゃないかと思います。Summer of Loveは終わったけど、今もよく聞きます。

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来年はもう少しロックから外れて、生音主体ののんびりした音楽を聞きたいな、と。インストとか(って毎年言ってる気がする・・・)。

ちなみに、スコットランドのカルチャー誌「The Skinny」のランキングはこちらからどうぞ。ものすごく王道過ぎてちょっとガックリなとこもあるけど、スキニーのお気に入り・The Twilight Sadの名前があるからいっか(え?)。
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2009/12/10 09:44
卒業式
改めまして、12月2日、大学院を無事卒業しました。大学院の卒業式は数日間に分けて行われましたが、私の卒業した2日は、アート系と教育系の学生が対象。修論を提出して全ての成績が出た9月頭時点で、私の中でもう学生生活は終わっていたので、どちらかと言えば、卒業式はプチ同窓会な気分でした。

back.jpg
海外の卒業式といえば黒いガウンと帽子ですが、私の大学は帽子はありませんでした(帽子がないので、ドラマのように帽子を投げたりもしません)。ガウンの上に着るカラーは、もらう修士号によって違います。私のいただいた「Master of Letters(文学修士号)」は白(+中が紫)、同じアート系でも「Master of Arts(同じく文学修士号)」の学生は紫、そして教育系の学生は黄色のカラーでした。このカラーなんですけど、ただ被るだけでは背中の部分が重くてずるずると下がってしまいます。胸元に、ボタンに引っかけるための輪っかがついていたのですが、私は黒のワンピースを着ていたため、どこにも引っかける場所がない!!友達が持っていた安全ピンで無理矢理留めましたが、それも小さいやつだったので、結局外れてしまい、ずるずると・・・。これから卒業される方は、ブラウスの着用をオススメします。ちなみに、このガウンとカラーがないと卒業できません。ガウンは事前にレンタル(購入も可)の手続きを済ませておき、当日、受付を済ませた後、会場で借りるシステムになっていました。友達は事前予約をすっかり忘れていましたが、何とか当日借りることが出来、こちらもホッと一安心。

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卒業式が行われたのは、大学のメイン・ビルディング内にあるRandolph Hallというところ(詳細はよく知りません)。周りはステンドグラスで、見た目は教会みたいな感じ。式の前に時間に余裕があったので、みんなで写真を撮ってはしゃいでいましたが、式場に集合すると「式中に修士号授与の際、カラーを被せてもらうので、一旦外してください」とのこと。と、いうことで、この写真に写っている卒業生はみんなガウンのみ着用。

校歌を歌って(事前練習もありましたが、ラテン語なのでサッパリ)、儀式を執り行うためのお言葉的なもの(これもラテン語)を読み上げ、卒業証書授与。ほとんど流れ作業ですが、授与の方法は以下の通り:

1.vice-chancellor(vice(副)がついてるけど、学長という意味のようです)の前に行く。
2.vice-chancellorの正面を向く前に、自分の背中側に当たる場所に立つスタッフにカラーを渡す。
3.vice-chancellorが帽子みたいなヤツで卒業生の頭をポンと1回叩く(この時、vice-chancellorがラテン語で短い呪文みたいな言葉を言う)。
4.頭を叩いてもらって体を起こすタイミングで、カラーを持ったスタッフが後方からカラーを被せてくれる。
5.vice-chancellorに握手をする。
6.壇上の端に立つスタッフから証書の入った筒をもらい、握手をして席に戻る。

・・・とここまで読んでいただければお分かりいただけるかと思いますが、日本の大学の卒業式とは全然違います。形式がカッチリしてるし、ラテン語も多いし、とても歴史を感じさせるものでした。とは言いつつも、名前が呼ばれた時、客席の家族や知り合いらしき人達からワーワー歓声を飛ばされてる人や、証書もらってガッツポーズする人、客席にいる親のカメラに写ろうとポーズ取る人も多くて、意外とラフな部分もあったりして。結局、式自体は1時間程であっという間に終了。

uni.jpg
その後、大学の名所でもあるこのホールでドリンクのサービスがありましたが(※この写真は去年撮ったもの)、基本的にはここで自由解散。人数が多く、学部で旅行なんか行っちゃったりするビジネス系のコースとは違い、アート系は基本的にラフなので、式が終わって「じゃあみんなで記念撮影!」・・・なんてことにはならず、バラバラーっと解散。「うちのクラスメートと記念写真撮りたいなぁ(でも無理だろうなぁ)」と密かに思っていましたが、予想通り、式が終わるやみんなして「家族探さなきゃ!」とかであっという間にちりじりに。でも、卒業生が7名しかいない上に卒業式の出席者が5人だった私のクラスメート達は、証書をもらって席に着いた時、自然とお互いガッツリ握手!なんて感動的なことをやったので、まぁ、その思い出だけでも満足かな、と。式後にそのままトイレに行って、戻ってきたらもうドリンク・サービスが終わっていてガックリしましたが、先生にご挨拶して、ガウンを返却して、卒業式終了。朝8時40分集合で、1時半には大学を出ていたと思います。その後母と私は市内観光に出かけましたとさ。

ちなみに、調べればすぐ分かるかと思いますが、私の学んだコースはここでした。コースの内容や先生方の質、本の所蔵数などに関して、不満は全くと言っていいほどありませんでした。今年度が開設3年目(昨年度入学の私は、何と2期生!)という新しいコースですが、今年度は応募も多かったらしく、音楽学部自体も各専門機関からの評価が上がっていて、とても嬉しい限り。大学自体も、手続き関係もしっかりやってくれるし、メールをすれば数日以内で必ず連絡がくるし、イギリスとは思えない程いつも迅速な対応。日本で留学準備を進めている頃から卒業に至るまで、この手のことで困ったことはほとんどありませんでした。とりわけ、渡英前から、語学学校の担当者やInternational Officeの方、そして大学院のコースディレクターが密に連絡を取ってくださり、渡英後も仕事の範囲を大幅にオーバーしてサポートしてくださったのが何よりも助けになりました。図書館がいつも工事中とか(雨漏り工事しても次の日に雨漏りとか/笑)、図書館の空いてるPC+空いてる席探しに苦労したりとか(テスト前は常に満席)、細かいことは色々ありますが、慣れれば大したことでもないし、これといった不満は本当になく、すごくラッキーだったなぁと思います。この大学の、このコースを選んで本当に良かったと思っています。

と、いうことで、大学院留学関係のお話はきっとこれが最後。留学準備も含め、大学院留学に関するあれこれは何度かブログに書いてきましたが、それらの記事が、少しでもイギリス留学に興味を持っている方の助けになればなぁと思います。

拙ブログの今後に関しては、また今度。ひとまず年内一杯は引き続き英音楽業界関連ニュースと気候変動問題について扱っていきます。
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2009/12/09 07:36
JB: The Music Industry's Open Letter to Copenhagen
To the 15th Conference of the Parties December 2009 - Julie's Bicycle (04/12/2009)

英音楽業界内の環境団体(といえばいいのか?)Julie's Bicycleがコペンハーゲンで開催されているCOP15に合わせてオープン・レター(嘆願書)をリリースしました。より効果的な気候変動に関する国際的な枠組みの設定、現実的なタイムテーブルの設定などを求めています。

このオープン・レターには、多数のミュージシャンを含む業界関係者100名以上が名を連ねています。それも、素直に「よく集めたなぁ」と感心してしまうメンツの数々。各セクターのメジャー企業の代表の名前も多く見られるし、何より(予想以上に)ミュージシャンの名前が多い。環境活動に熱心なKT Tunstal、Radioheadからはコリン、フィル、エドの3氏が、Gang of Four、Coldcut、Groove Armada、Pet Shop Boysのメンバー等。15日にJBから配信されたメーリングリストでは、多分ミスか何かで名前が載っていませんが、上記の記事だと先頭にはBlurのデーモンの名前も(そして彼の所属するマネージメント会社のCEOクリス・モリソンも)。ちょっと不思議だなぁと思うのは、Radioheadはマネージメントもメンバーの一部も名を連ねているのに、トム・ヨークの名前は無し。同じく、ColdplayやKeaneも、マネージメントのサインはあってもメンバーの名前は無し。前者は、おそらくサインに同意しなかったパターンで、後者は多分マネージメントには連絡がいったけどバンドは知らないケースではないかと個人的に推測しています。それにしても、どうもトム・ヨークの名前がないと、この手のアピールはパッとしない感じがするのは私だけでしょうか・・・。

このニュースに関してもう1つ驚いたのは、それなりに大物も名を連ねているにも関わらず、UKの主要音楽サイトがほとんどこのニュースを取り上げていないこと。購読者の方じゃないと読めないんですけど、Music Weekの記事(URL)も、メインは“業界関係者”で、ミュージシャンではない(まぁ、業界紙だから当たり前かもしれないけど)。名を連ねているミュージシャンに力がないというより、このオープン・レター(=環境ネタ)は正直面白いニュースでも何でもない、という業界の体質を改めて明らかにしたものだとは思います。業界主導なので、アーティストの影響力も一気に弱まっているという面もあるのかもしれませんが。

最後に、署名者一覧を貼り付けておきます。「続きを読む」からどうぞ。
続きを読む
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2009/12/07 05:34
コペンハーゲン会合の前に
COP15(コペンハーゲン会合)- FoE Japan (accessed on 6th Dec 2009)
明日から、コペンハーゲンにて国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が始まります。コペンハーゲン会合って何?という人はあまりいないと思いますが、ご存じない方は上記のFoE Japanの解説ページを参照ください。京都議定書に続く新たな枠組みに合意出来るかどうかに関しては、悲観的な意見が圧倒的に多いのが現状。2週間続く会議の様子は、私も出来るだけチェックするようにしたいと思います。

More than 50 papers join in front-page leader article on climate change - The Guardian (6/12/2009)
--> The papers that will carry the Cophenagen leader(参加新聞一覧)
さて、COP15開会日である明日12月7日、イギリスの上級紙The Guardianを含む世界45カ国56新聞社が、各紙トップページにて共同社説を発表します。西欧各国はもちろんのこと、中国やインドを含むアジア、アフリカ、南米と文字通り世界規模のプロジェクトのようです。これにより、同社説は20の異なる言語で読むことが可能になります。日本では、編集に関する規定で正式参加出来なかったものの(残念)、朝日新聞でこの件が取り上げられるとのこと。朝日新聞を購読されている方は、是非記事を探してみてください。
※追記(6/12/2009)
ガーディアンによる共同社説と、同プロジェクトに関する朝日新聞の記事がウェブで公開されました:
'Fourteen days to seal history's judgment on this generation' - The Guardian (6/12/2009)
COP15「政治合意を」 世界56紙が共同社説掲載 - asahi.com (7/12/2009)

そして、気候変動といえば、本国イギリスはもちろん、欧米でも大騒ぎになっているという通称クライメートゲート(Climategate)事件。英イーストアングリア大学気候調査部(CRU)のサーバーがハッキングされ、研究者たちのメールと文書がネット上で公開されたというもの。このメールが、温暖化人為説を裏付けるために元のデータを改ざんしたとも読み取れるため、大問題になっています。昨日5日は、世界各国でCOP15に対するアピールとして、世界中でデモ行進が行われ、ロンドンでは4万人以上が集結したそうですが(グラスゴーでもデモがあったはず)、BBCのニュースでは、この事件のせいでデモ行進のニュースはすっかり影が薄くなってしまった、なんて報道もされています。非常に残念です。
この事件に関する論争は日本語でもいくらか報道されています。以下にリンクを貼っておきますので、ご一読されることをオススメします。

クライメイトゲート事件 - ウィキペディア (accessed on 6th Dec 2009)
盗み出された「温暖化」メール 論争に火 陰謀説も - asahi.com (6/12/2009)
英気象庁、温度観測記録を公表へ 温暖化懐疑派に対抗 - CNN.co.jp (6/12/2009)
※それから、mixiになりますが、「地球温暖化について知りたい!」コミュ内の「「クライメートゲート事件」関係ニュース」トピを是非ご一読下さい。
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2009/12/04 08:18
ひとまず
mini.jpg
12月2日、大学院を卒業しました。

mini0.jpg
式中はもちろん写真は撮れなかったけど、始まるまえにちょっとだけ隠し撮り。学校のメイン・ビルディング内にある素敵なホール(というか、礼拝堂?)にて。

グラスゴー滞在は3日間でしたが、友達にも会えたし、1年間住んでたフラットに帰れたし、楽しかったです。これからもう少しだけ、母とロンドン観光してきます。
ひとまず、ご報告までに。
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プロフィール

anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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