イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2010/08/22 22:12
留学後の英語力
hammock.jpg
Fuji Rock Festival 2010 - 毎年ハンモック村に行ってます。これがフジロック1番の楽しみ。

今年の1月末に本帰国してから、7ヶ月ほど経ちました。帰国して間もなく社会人復帰しまして、以来、週末のみ更新でこのブログを続けているのですが、どうもモチベーションが上がらない今日この頃。そこで、留学関係の検索ワードでこのブログにいらっしゃる方も多いようなので、留学後の英語力についてちょろっと書いてみます。

この7ヶ月間の間で、自分の英語力についてどう感じているかというと、当然ながら落ちたと思います。結構困ってます。でも、かといってありとあらゆる英語力が落ちたとは感じてないのですね。環境によって色々かと思いますが:

(1)実家暮らし(一般的な日本人家庭なので、当然英語の出番なし)
(2)職場でもほぼ日本語で会話
(3)仕事で英語の読み書きをする機会は多い
(4)普段つきあう友達は皆日本人だが、ネット上で留学時の友達と英語でやりとりしている

という、留学後の日本人にまぁまぁありがちな生活を送る私の場合は、こんな感じ:

●リスニング/スピーキング
これはもう全然ダメです。リスニングはpodcast聞いたりしてはいますが、会話のそれとは違う。スピーキングは機会ががっくり減ったので、会話中の瞬発力はガクンと落ちました。仕事で外国人のクライアントとたまに話す機会があるので、「全くないよりはマシ」とはよく言われますが、相当努力しないと落ち続ける一方という感じはします。

●リーディング
実は留学前とそんなに変わらないのではないかと正直思っています。特に、仕事で海外から来るメールは、留学時代は使わなかった表現も結構多いので参考になります。留学時の方が英語を読む機会が多かったと思いますが、今もオンライン新聞から雑誌、ブログまで、それなりの量は読んでいるので、留学後の落ち込みはそこまで感じません。

●ライティング
これはどうだろう・・・。私の場合、学校に提出する論文やその他諸々、フラットメイトが丁寧にチェックしてくれたので、ライティング力をあげるにはすごく助かっていました。今はそれがないので、正直落ちてるかも・・・と思います。仕事でメールを出す時、ネイティブや自分より英語の出来るスタッフに助けを借りることも多々あるので、そうゆう意味では、これもやっぱり「全くないよりはマシ」だと思います。が、自分のライティング力を計ることができないので、この辺は正直分かりません・・・。

・・・と、こんな感じで、仕事で英語を使う機会がなかったら、英語力崩壊してたかも・・・という状態です。嗚呼。実は、帰国してすぐに「これはいかん」ということに気づいて、気休め程度なことはやってきたのですが、やはりそれでは全くダメ。ということで、夏フェスが終わって落ち着いたこともあって、少し前からまた英語の勉強に本腰入れてます。留学前にもよくやっていた<インタビュー記事の音読+シャドーイング>なんですけど、敢えて慣れてないアメリカ英語を選んでみたりと、模索しつつやってます。この2週間くらいで、頭の中で考える時に日本語より先に英語が出てきたり、寝る前にやると英語の夢を見たりとか、この辺まではすぐ頭が戻ってきてくれました。「留学までした英語力が、すぐにガクッと落ちることはない」という友達の言葉を信じて、今年後半は気合いを入れて勉強するつもりです。本当に、そうでもしないと英語はすぐ忘れます。

ということで、留学を考えている方の参考になれば幸いです。
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2010/08/15 09:49
Carphone Warehouse、クラウド・ベースの音楽サービス開始
The Carphone Warehouse launches ‘Music Anywhere’ - Carphone Warehouse PR (2/8/2010)
Carphone Warehouse and Catch Media launch cloud music service - Music Ally(2/8/2010)
Carphone Warehouse launches Music Anywhere service to rival iTunes and Spotify - Telegraph.com (3/8/10)

ヨーロッパ最大の携帯電話小売店Carphone Warehouseが、Catch Mediaの技術協力を得て、iPhone, BlackBerryそしてAndroidといったスマートフォン向けの「Music Anywhere(以下MA)」というサービスをイギリスで開始しました。インターネットが使える環境下にあれば、PCに所有している自身の音楽ライブラリを、他のPCや携帯、その他デバイスで聞くことが出来ます。現在、1曲1曲アップロードが必要なクラウド・ベースの音楽サービスや、ライブラリをつくってストリーミングできるラジオ型のもの、制限のあるクラウド・ベースのもの等、私すら把握していないこの手のサービスは既に沢山あるかと思います。しかし、“ネットにアクセスできればどこでも”“どのデバイスでも”聞けて、なおかつ“ライブラリに入っているどんなフォーマットの曲も聞ける”、いわゆるAppleやGoogleもまもなくサービス開始に乗り出すのではと言われているこの手の(合法の)クラウド・ベースの音楽サービスとしては、MAが最初になるようです。ちなみに、Carphone Warehouseの親会社であるアメリカのBest Buyも、今年後半にこのサービスをアメリカでローンチする予定だそう。

さて、実際のサービス内ですが、ざっくりとこんな感じ:

- 自分にPCに入っているライブラリの曲を、どのデバイスからも聞くことが出来る。実際音楽を聞く時は、自分の所有するライブラリからストリーミングされるのではなく、自身のライブラリとMAがシンクし、MAの所有するカタログからストリーミングされる。このため、クラウドにアップロードする手間を省ける。
- 自身のライブラリとMAがシンクしているので、自身のライブラリに新しい音楽を追加された場合、自動的にMAもアップデートされる。
- MAがライセンスを受けた楽曲以外のものが自分のライブラリに入っている場合、自分のライブラリから、MA内のその人だけがストリーミング出来るようにロックのかけられた場所にアップロードされる。つまり、MAがライセンスを受けていない楽曲もMAで聞くことが出来る。
- SpotifyやLastFM等のストリーミング・サービスとは違い、自身のライブラリに入っている曲以外は聞くことが出来ない。
- 最もよく聞かれている500曲は、オフラインでも聞ける。
- 国外に出てもこのサービスを受けることが出来る。
- コストは年間29.99ポンド(およそ5000円くらい)。もしくは、今月発売された<Samsung I5500 ‘Europa'>購入者は、このサービスが最初から組み込まれているため、無料でこのサービスを受けることが出来る。
- 既に4大メジャーとThe Orchardが参加し、およそ600万曲をカバーしている。
- すべての楽曲はライセンスされているため、権利保有者にも印税が支払われる(この件については後述)。購読料(29.99ポンド)も、権利保有者に配分される。
- また、楽曲のストリーミング状況に関するデータがリアルタイムで蓄積され、レーベルに提供される。郵便番号などの情報も含まれるので、ツアーのブッキングやラジオ/テレビ露出の場所を検討する際に非常に有益な情報となりえる。


Carphone Warehouse launches Music Anywhere - techrader.com (2/8/2010)

上記の記事にヒントがいくつかありますね:

- 違法DLした音源でも、自分の音楽ライブラリに入っているものであればMAで聞くことが出来る。
- ソースは自分のPC上のファイルではなくMA上のファイルになるので、自分の所有するファイルがMAのものより音質が悪い場合、MA上のより音質の良い音楽を聞くことが出来る(もちろん、その逆もある)。


ということなので、P2Pなんかで落とした音質の悪い音源も、MAならより良い音質で聞けるし(どれくらいの音質なのかは不明)、タダで落とした音源を聞いても、アーティストにお金が落ちる仕組みにはなっています。権利所有者にとっては、印税が入ってくることのなかったところから落ちてくるようになるわけだから、何もないよりは良いのかなとは思います。とはいえ、ここからの収入は微々たるものでしょうが・・・。

Spotifyと比べると、コストは1/5だし、どのデバイスでも聞けるし、お得だし便利だけど、“自分のライブラリに入っている曲しか聞けない”というのは、個人的には大きなネックかなと思います。“持っていない楽曲も自由に聞ける”というのがSpotifyの最も良いところだと思うので、それがないMAは、新しい音楽を発見したいタイプの音楽ファン向けではないなと。また、ラジオ型のサービスを利用しているファンにとっても、MAはそこまで魅力的ではないかも。・・・と考えると、MAは、どちらかと言えば、欲しい音楽は購入でもP2Pでも、自分のHDDやどこかに“保有”して聞きたいタイプのファン向け。果たして、こういったタイプの音楽ファンがどれほどいて、どこまで引きつけられるかは1つのポイントとなりそう。私も、もし自分の携帯にMAがあらかじめ組み込まれていたとしたら、間違いなく利用すると思います。ただし、Spotifyを止めることもないかなぁ・・・。ここまでサービスが多様化してくると、1つのサービスに人が偏るということもなくなってくるでしょうから、イギリスでも、エンド・ユーザーにとってはMAがセンセーショナルに映っているということもないとは思います。後は、この後AppleやGoogleが参入してきた時にどうなるか、ですね。
P2P, Piracy, Digital トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
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プロフィール

anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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