イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2008/11/21 06:37
今週の英音楽ニュース(20/11/2008)
iTunes under attack by MusicTank - Music Week(19/11/2008)
ウェストミンスター大学が運営している音楽産業に関わるシンクタンク(多分)のMusicTankがthe Coalition of The BillingPeterというイベントを開催。デジタル配信についてのディスカッション(
Let’s Sell Recorded Music! Part 3: 'Coalition Of The Billing')において、 同団体のPeter Jenner氏が「iTunesはアルバムを曲単位で購入できるようにさせた点でレコード業界に悲劇的なインパクトを与えた」と発言したとのことです。インディー大手Beggars Groupデジタル部門のディレクター・Simon Wheeler氏も、「著作権者の権力を奪っている。値段も、お好みで曲を選ぶための設定になっている」とiTunesを批判。さらに、スピーカー達は著作権フリーの音楽配信に消極的な姿勢を示し、同氏は「宣伝付きの無料DLなんて、人間の想像の産物だ」とこちらについても批判しています。

Promoters and venues to foot the bills for police costs? - NME.com (18/11/2008)
あまり信頼おけるwebに記事がなかったので、泣く泣くNMEの記事を貼り付けます。
The Association Of Chief Police Officers (英国の警察関係の組織。多分)は、コンサート会場の警察の見回りを、現在会場内のみ行っているのを、会場外まで広げたい意向だそうです。これによるコストをまかなうために、チケット代値上がりも予想されるとか。NMEにある音楽業界側の反応は「えー?サッカーと違って、音楽好きにそんな悪い人はいないし、コンサート後のいちゃもん話も聞いたことないよ~」という感じですが、どんだけ平和なコンサートに行ってるんだ君たちは、と思わず突っ込みたくなります。日本ほど平和ではないだろ、イギリスは。でも、これはちょっと行きすぎかなとは私も思います。ちなみに、イギリスでは90年代初頭のレイブ・ブーム期に、野外レイブは危険であるとして、許可を得ずにレイブを行うことを禁止した法律が出来ました。それと同じ流れで、音楽好きが集まってなんかデモでもやりはじめるかもしれない、という解釈で警備員を増やしたいんでしょう。でも、正直会場の外じゃなくて、クラブでドラッグとかやってる人を先に取り締まった方が良いのではないかと。

Turning Japanese: London calling - The Guardian(19/11/2008)
今週もガーディアンのTurning Japanシリーズから、先日行われたBritish Anthemsにちなんでイギリスの文化政策のお話。British Anthemsが始まるまでのいきさつなどが語られた後、記事は、イベントがイギリスの新人バンドが日本で活躍するための登竜門になっていると紹介。このイベントには英大使館と大使館の貿易・対英投資部が関わっているのですが、彼らが外交手段としてどれほど音楽を重要視しているかが記事を読むと分かります。例えばこの日出演したBridgeは、ロンドン市から宿泊費以外の全ての来日費用をまかなってもらっており、日本ではライブ出演の他、日本のレコード会社との契約を得れるよう大使館側がレーベルや音楽出版社とのミーティングをセッティングしてくれたりしているそう。ものすごい好待遇です。

イギリス大使館は、「イギリス=ロックの国」という面を全面に押し出してアピール活動を続けていて、例えば一昨年の英国留学フェアではクロビーのどなたか(誰が来たか忘れた)とライターの妹沢さんの対談があり(聞けなかったけど)、去年末に参加したブリティッシュ・カウンシル(英国公的機関)のクリスマス・パーティでは、HMVの協力の下、カラオケを英語で歌ったらAnthemsのコンピCDをくれるキャンペーンをやったりしていました(←マライア・キャリーを友達と熱唱)。特に日英国交樹立(?)150周年の今年は、UK-Japan 2008というサイトももうけて、どーんと文化輸出に精を出しています。フジやサマソニもこのキャンペーンの一環だったことは皆さんご存じかと思います。Bridgeも、実はこのキャンペーンの一環である、British Music2008の参加者のようです。マイスペもあるので、グラスゴーのバンドは・・・と探していたら、下から2番目にクラスメイトがマネージャーを務めるバンドがあるではないか!なんだこれは!そんな話は一言も聞いていない!今日そのクラスメイトに聞いてみたら、「いちお参加してるけど説明読んでもよくわかんない」と言ってました・・・大丈夫なのかこれは。
ちなみにバンドはスコットランド首都のエディンバラ発ですが、音はもろグラスゴーサウンド(そしてライブのMCも半端ないグラスゴー訛り)ですので、興味のある方は是非。

イギリスはお金があって良いなぁ。アイルランドのインディーもポップスも良いアーティストいっぱいいるのに、アイルランドでしか売れないし日本の大使館はのんびりしてるから全然・・・うーん。アイルランドも、イギリスのブリカンと同じようにCulture Irelandという政府機関が海外での広報活動を担当してるんですけど、ポピュラー音楽に関しては何故か国内アーティストの育成ばかりにお金が・・・。
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anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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