イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2008/11/24 08:09
Shared Planet 2008
081123.jpg

昨日22日、バーミンガム大学で開催されたShared Planet 2008に参加しました。このイベントは、国内63の大学に支部を持つ英国最大の学生ネットワークで、貧困、人権、環境問題などのキャンペーンを行っているPeople & Planetが主催するコンフェレンス。この団体のことをたまたま図書館の掲示板で知った私は、2週間ほど前にひとまず見学のつもりでミーティングに参加したのですが、何故かその日のうちに仕事を割り当てられ、次の日にはメンバー登録されていたという・・・。で、誘われるがままにこのコンフェレンスに参加。弱小なグラスゴー大のP&Pからは私含め2人のみだった上に、スケジュールが違ったのでほとんど1人でした・・・うう。

バーミンガムは初めて行きましたが、city centreはゴーストタウンのような雰囲気だし、ネオンだらけの歌舞伎町みたいな中華街がどーんとあり、ここはイギリスか!?と思うほど寂れていました。自分はグラスゴーで良かったと心底思った日は昨日が初めてだったかも。ちなみに、イギリスで1番大きい街はロンドン、2位がバーミンガムで3位がグラスゴーです。写真はバーミンガム大学の時計台。

コンフェレンスの感想(超長文)は、「続きを読む」からどうぞ。
朝イチの講演は、元FoEのExecutive directorTony Juniper氏。The Big AskでRadioheadのトム・ヨーク氏と一緒にプロモーションをしていたので、顔くらいは知ってる人もいるかもしれません。短い講演だし特別目新しい内容のことはなかったですが、世界三大環境NGOの元トップだけあり、スピーチがむちゃくちゃ上手い。良い勉強になりました。

その後フェア・トレードのディスカッション、P&Pが来年開始予定のCorporate Powerキャンペーンのワークショップに参加。多分周りの学生は私より年下が多いはずだけど、ともかく知識量が半端でない。私のようなエセ・エコ人間とは大違い。政府や国際機関の主要な活動計画や内容、統計の数値、有名な活動家の活動内容等々、事細かに覚えてるし、よく咀嚼して意見を言ってるなぁ・・・と。自分の専攻科目ですら、必須と思われる専門用語やスカラーの名前を覚えられず日々負い目を感じているというのに、ここでもさらに痛い事実をどーんと突きつけられた気分。私が覚えられるのはバンド名くらいです。溜息。

1番面白かったのが、その次に参加した、The Green New Dealのワークショップ。The Green New Dealというのは、「持続可能な社会への大規模転換を計ることで、環境を守ると同時に経済を活性化させることができる」という考え方を大本とした計画で、ヨーロッパの緑の党議員やNGO関係者が今年7月に発表したもの。中心となっているのは、気候変動、経済危機、ピークオイル(参照:カバーしきれない)のようです。この考え方は、次期米大統領のオバマ氏が提案しているオバマ・バイデンエネルギー政策にも反映されていると言えそうです(knj79さんのこちらの記事が参考になります)。The Green New Dealはずっと気にしつつ放置していたトピックだったので、改めて話を聞いて、なるほどといった感じ。「(英首相の)ブラウン氏は経済危機と気候変動を別の問題として処理しようとしているけど、この考え方はもはや通用しない。この2つの問題を連動させて解決に向けて努力する必要がある」という話が印象に残っています。ちなみに、このワークショップを行ったCaroline Lucas氏は、ヨーロッパ議会の緑の党党首なのですが、ゴスかパンクスか!?といった容姿に度肝を抜かれました(別に目の周りが黒い訳でもラバーソウルを履いているわけでもないのですが)。でも、主張は明確でハキハキ答えていて、日本の政治家と大違い。質問する時間がたくさんあったので、私も1つだけ、「政策の整備が進む一方、日常生活で市民がそれに見合う行動が出来るか疑問に感じているが、これについてどう思うか?」といった感じの(くだらない)質問を(ものすごいわかりにくい片言英語で)してみました。彼女曰く「様々な情報があって、市民は混乱しているのではないか?気候変動がどれほど深刻な問題なのか実感出来ないのも、そのせいでは?」とのこと。教育の点も少し話してくださったのだけど少ししか聞き取れなかった・・・。

最後に、そのLucas氏も参加したパネルディスカッション。Stop Climate Chaos Coalitionとのコラボで、パネラー4名全員(当然ですが)環境活動家。疲れと眠気のピークで、話の内容よりも、参加していた学生が賛同の意味で上げる歓声の方が印象に残っています。隣に座っていた友達も「great」とかブツブツ言いながら聞いているし。でも、「そこまで考えているなら、どうして君らはペットボトルを買ってビニール袋をもらっているんだ?」と心底突っ込みたかったです。フェア・トレードの団体で活動している妹がNZに留学した時、「NZの学生は専門的なことばかり話し合っている。日本みたいな、誰もが参加できるような活動の方が良い」と言っていた理由がこちらに来て痛いほどよく分かる。政策の整備は絶対に必要。草の根レベル、ボランティア・ベースでは絶対に解決できない問題。でも、個人レベルで何も活動出来ていないのに政治がどーたら言ってる人達は、本当に気候変動をシリアスに考えているのか正直疑問。そしてそうゆう人達がこういったコンフェレンスの場にも山程いるのが疑問。彼らは、その全くエコではない自分達の生活を変える気持ちはあるのかどうかと・・・。頭でっかちは嫌いです。日本にいた時、企業活動から出る炭素が減少傾向にあるのに対し家庭からの排出量は増加しているというニュースを聞いたことがある。法律に従って企業は動かなければ"いけない"けど、家庭はそうではない。この点は無視できないと思うのだけど、まるで「もうこれだけ家庭レベルでやっているのに、さらに何かやるのは限界!」とでも言いたげなイギリス人の態度には呆れます。これでどこが限界なんだ?と言いたくなる。日本の場合は政治が全くダメだけど、個人レベルではイギリス人よりははるかにエコだと思う。意識も高い。ただ、アクティビズム(activism)っぽくなると目線が変わって「活動家=扇動的」と見なすようになるのは残念。「完璧になれ」とは言いません。昨日はお弁当と水筒を持っていったけど、水を補充する場所がなかったので私もペットボトルの水を買ったし。でも、水筒を持ってる人すらほとんどいないあの雰囲気は正直耐え難いものがありました。

以上。長すぎるため、ほぼ自分用メモ。
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anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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