イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2009/01/08 08:35
ミュージシャンとしての生活
'I feel lucky to be alive at all' - The Guardian (6/1/2009)

この記事をカテゴライズして載せる場所がこのブログにはないのですが、是非紹介したい記事だったので載せます。

記事のライターは、2007年のサマソニで来日も果たしたThe Long Blondiesのギター兼メインソングライターのDrian Coxさん。私は名前を知っているくらいの知識しかなかったのですが、後で調べたら、このバンド、実は去年10月に解散しており、その理由は「Coxが脳卒中を起こし、ミュージシャンとして再起するメドが立たなかったため」だったそうです。The Guardianの記事には、バンドが解散したことは書いてあったけど、彼の病気との関連については書いていなかったので、ちょっと衝撃的でした。

そのThe Guardianの記事のあらすじを軽くまとめます。その日、彼はアメリカツアーを終えて、地元シェフィールドのホテルに滞在中、ベットからトイレに向かう途中突然倒れ、意識はあるものの全く動けなかったそう。たまたま、その前日に彼の元を訪れた友人が、スタッフに「彼の体調が良くなさそうだ」と伝えていたのが幸いして、様子を見に来たメイドさんが彼を発見。本人は「手を貸してくれれば起きれるから」と言ったそうですが、そのまま救急車で病院へ。脳卒中と診断されたCoxさんは、集中治療室で2週間、一般病棟で5週間、その後リハビリセンターで2ヶ月過ごし、現在は、評判の悪いNHS(国民保険)では十分なリハビリが受けられないとの理由で、NHSに合わせてプライベートの病院でも理学療法を受けているそうです。ホテルで倒れたとき、彼はまだ27歳。その若さが幸いして、酷い脳卒中に襲われたにも関わらず、言語障害などもなく、言葉や思考に関わる部分に関しては以前のように戻ったそうです。しかし、左半身に麻痺が今も残っており、彼曰く"最悪なことに"、今でもギターが弾けず、また担当医師も、ギターが弾けるまでに回復するのはいつになるのかと言った話はしてもらえていないそう。だからこそ、次のコメントは悲痛にさえ聞こえてきます:

I truly believe that staying positive and not giving up is the key to improvement. I will never give up hope that I will, in time, be able to play guitar again.
(僕は心の底から、常に前向きに、そして諦めずにいることが回復の鍵だと信じてるんだ。僕は絶対に、またギターが弾けるようになるという望みを諦めない。)


記事の最後のパラグラフは、とても印象的。医師からは脳卒中の原因は伝えられていないそうですが、「バンドマンとしての人生は、どんな人の健康をも脅かす悪影響を抱えて生きるということなのだと思う。寝ないで移動、摂取許容量を超えたアルコールの毎日だからね」とコメント。「ごくごくありふれた、退屈な生活を送っているとしても、それはOKなんだ」というアドバイスは、彼のそんな考えから来ているのだと思います。そして記事の最後はこんなコメント:

But, while I wish I hadn't had had a stroke, at least I can say that I was enjoying my life 100% until it happened.
(脳卒中になったその日まで、僕はミュージシャンとしての生活を100%楽しんでいたよ。脳卒中にならなかったら・・・とは思うけどね)


「セックス+ドラッグ+アルコール+タバコ=ロックンロール」みたいな考えが、心の底から、反吐が出るほど嫌いな私は、こうゆう記事を是非、世の自称ロケンローな人達に読んでもらいたいなと思っているわけです。これ以上書くと愚痴のようになるので止めますが、ともかく、「片手で鍵盤を弾きながら曲を作り始めている」というCoxさんの完全復活と、他のミュージシャンが同じような悲しい思いに合わないことを願うばかりです。

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anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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