イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2009/03/22 01:14
今週の英音楽ニュース(21/3/2009)
今週はこのブログ的には紹介したいニュースが結構ありましたが、いつものまとめと自分用メモで3つ程紹介します。

UKのライヴ市場、CDやダウンロードの売り上げに勝る - Barks news (18/3/2009)
LIVE MUSIC WORTH MORE THAN THE RECORD INDUSTRY - CMU Daily (17/3/2009)
正確な数値は測れないということが前提ですが、PRS for Musicによると、2008年度のライブ産業の総売上は9億400万ポンド(約1265億円)と推測され、レコード産業のそれ(8億9600万ポンド-約1254億円)を上回ったとのことです。
CMUに解説が詳しく載っています。この、一見するとBarks曰く「CDが売れないと嘆く音楽業界にあって、ライヴやイベントなどは大きな集客力があり、チケット入手困難な状況も多々発生する」状態を証明するかのような数字ですが、CMUが注目しているのは、「ライブ産業がこの総売上から果たしてどれほどの“利益”を得たのか」。利益をあげることは非常に重要で、この利益がなければ新人ミュージシャンに投資できません。記事によれば、コンサート制作費や会場運営費は上昇し続けている一方、楽曲制作費や流通コストは減る傾向にあるとのこと。「このご時世、CDが売れなくてもライブで稼げるから平気」果ては「これからは、ライブ産業が音楽業界を引っ張る」という声も聞かれますが、記事は、「レコード産業が利益を新人発掘に投資しているからこそ、新しいアクトが成長できる。しかし、ライブ産業にまだそのような体力はないのではないか?」と指摘しています。となると、どの産業が今最も安定した利益を得ているのか?CMUの結論は、「レコード産業とライブ産業から収入を得ている音楽出版社だろう」。これはなかなか的を得ているなと思います。とても良い記事でした。

TR thoughts on ticket re-sellers / scalping - NIN.com (15/3/2009)
Nine Inch Nailsのオフィシャルサイトにあるトレント・レズナー氏のブログより。普段彼のブログを読んでいるわけではないのですが、Radioheadと並んで、実験的なマーケティング戦略でコンスタントに注目を浴びているせいか、業界サイトでも度々名前を見かけます(熱狂的ではないけど、個人的にもNINは好き)。
さて、内部告発チックな発言が続いているレズナー氏のこの日ブログは、特に興味アリ。彼曰く、「コンサート会場、プロモーター、チケット販売代理店、そして、しばしばアーティスト、マネージメント、そしてエージェントまで、自らチケットを直接チケットのオークションサイトに売りさばいている。全員がやっているとは言わないが、やらない人よりはやる人の方が多いだろう。(業界では)一般的なことなんだ」・・・らしい。これでは、(特に)プロモーターが必死で「転売サイトからチケットを買わないでください」と呼びかけ、ぶっ潰そうとしているキャンペーンの筋がまったく通りません。ただ、ブログを読む限り、彼はLive Nationを疑っているところがあるようです。イギリスもLive Nationがジワジワシェアを広げているのですが、アメリカ程ではありません。この違いは少し頭にとどめておいた方が良いのかもしれません。
また彼もやはり、Live NationとTicketmasterの合併が実現した場合、チケット販売が実質オークション制になる可能性もあると考えているようです(参照:The merge has been confirmed)。
ちなみに、今度のNINのツアーでは、NINが1番良いエリアのチケット(全体の10%)を買い取り、「IDチェック付+他の観客と別の入り口から入場」という「絶対転売させない戦略」で販売するようです。
トレント様もせっかくこうゆう面白いことをやっているのだから、NINやめないで欲しい・・・涙。

メモ>>
IRISH ISPS READY TO FIGHT THREE-STRIKE PROPOSALS - CMU Daily (19/3/2009)
アイルランドのプロバイダー最大手「Eircom」が3ストライク・ポリシーの導入に合意というニュースがありましたが(参照:英音楽ニュース(番外編)(1/2/2009))、the Irish Service Providers In Irelandが業界を代表して「NO」を表明したというニュース。「我々にはP2Pによる違法DLの責任はない」というのが理由のようです。
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anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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