イギリスの音楽産業について考えるブログ
--
--/--/-- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 トラックバック(-) | コメント(-) | Page top↑
--
2009/04/21 04:21
ライセンス契約の透明性(更新済)
Songwriters gang up on Google at PRS for Music event (liveblog) - Music Ally (8/4/2009)
Billy Bragg talks Google, MySpace and creator rights in the digital era - Music Ally (8/4/2009)

Spotify close to deal with PRS for Music - Music Ally (8/4/2009)

以前予告した、Music Allyの3本立ての記事です。

1つ目はPRSのキャンペーン「Fair Play for Creator」(拙ブログのこちらを参照)のイベント開催の記事です。きっかけは、YoutubeがPRSとの契約更新で揉めて、プレミアム・ビデオ・サービスからPRSのカタログにあるビデオを削除したこと。これに対抗して、PRSが彼らの会員(≒多くのソングライター)と共にYoutube(≒Google)に適正なライセンス料の支払いを求めて始めたキャンペーンが「Fair Play for Creator」です。
拙ブログでも度々指摘しましたが、Music Allyもこの点について疑問を投げかけています:

So, while it’s absolutely relevant for songwriters to complain about being paid peanuts for streams of their songs on YouTube, the debate should be less about ‘Google is huge, it should pay us more!’, and more about ‘If Google can’t sell enough ads to pay us more, how does the licensing model need to change?’
(Youtubeがソングライターにわずかなお金しか支払っていないことに対し、ソングライターが不満を言うのは当然のことである。しかし、議論は「Googleは大企業なのだから、支払額を増やすべき」というより「もしGoogleがソングライターに適切な使用料を払うために十分な広告を売っていないのであれば、どうライセンス・モデルを変える必要があるか?」であるべきだ。)


2番目の記事は、そのイベントに参加していたBilly Bragg氏(a.k.a. FACの実行委員)に対するインタビューです。上記の点を指摘されたBragg氏は、「どうやってGoogleが広告で十分な収益を上げていないと知ることが出来るというのか?彼らは非公開契約で覆われた存在。透明性がないんだ。これはGoogleだけじゃない。Nokia(のComes With Music)だってそうさ。」と反論。さらに、氏は「デジタル・サービスによる収益のほとんどはレコード会社に流れてしまい、ミュージシャンの手元に残るのはわずかである」とも指摘しています(この情報のソースが知りたいところですが、残念ながら記事には載っていません)。
ちなみに、記事の後半で、Bragg氏が「Robbie WilliamsはFACで最も重要な一人」と言うので、調べてみましたが、彼はEMI所属なのですね。つまり、彼がEMI(メジャー)との交渉に成功すれば、他のメジャーにも大きな影響を与えるはずだ、と。そういえば大雪で中止になったFACの第1回ミーティングの際は、Coldplay(EMI)も出席予定と報道されていました(ただし、彼らはまもなく契約切れ)が、それにしてもRobbie Williamsは凄いことをやりましたね・・・。

最後の記事ですが、これが個人的にとても興味深い。このイベントと同じ日、音楽購読サービス「Spotify」とPRSが、「Commercial terms」(英辞朗によれば、訳は"通商条件"らしい)に同意したと発表しました。これは、「正式な契約には至っていないが、それに近いところまでは来ている」という状態のようです。ここれ「ん?」と思うわけです。記事には疑問点が2つあげられています:

(1) 今まで両者の間でどのようなライセンス契約が結ばれていたのか?
(2) そして現在はどのような金銭のやりとりがあるのか?


・・・確かに。イギリスで制限無しのサービスが始まったのは今年の2月ですが(元は招待制)、私のようにSpotifyにはまってしまい、もはやCDの購買意欲ゼロな人がおそらく山程いるはずです。しかも、報道の限り、レコード会社とは適正な契約が結ばれている印象がありました。にも関わらず、ここに来てこの発表。これでもGoogleやNokia、マイスペだけを責められますか?ということです。これに関しては続報待ちです。

++++++++++++++++++++++++++++++++++

この前「The Great EscapeのMusic Allyのセッションに行きたい!」と書いたのですが、どうやらセッションは5月15日のようですね(URL)。いちおデジタルコンテンツのセッションの一環らしい(この記事に出てきたSpotify、Youtubeの関係者も参加)ですが、主題はマーケティングとのこと。これはこれで興味があるので行きたいですが、なんだかちょっと残念な気分。どちらにしろ、90ポンドじゃ手も足も出ない・・・。
スポンサーサイト
P2P, Piracy, Digital トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
From Iceland | Home | The Pirate Bay is Guilty
-
コメント
-
コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

-
トラックバック
トラックバックURL
-
プロフィール

anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
-
最近の記事
-
最近のコメント
-
最近のトラックバック
-
月別アーカイブ
-
カテゴリー
-
ブログ内検索
-
RSSフィード
-
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。