イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2009/05/25 05:52
今週の英音楽ニュース (24/5/2009)
International Repertoire Down 18% In Japan Q1 Figures - Billboard.biz(19/5/2009)
日本のレコードセールスに関するニュースをBillboardより。日本レコード協会によれば、2009年最初の四半期で、オーディオの総生産数は5480万となり、前年比8%ダウン。洋楽に絞ると、1088万で何と18%ダウン。金額ベースのマーケットシェアも、昨年末時点における22%から20%へと落ち込んでいるとのこと。この数字が全てだとは言いませんが、去年に引き続き、今年も洋楽苦戦の年になりそうです。国際化が進む中で、自国のミュージシャンが売れてるのは良いこととも言えるし、文化的鎖国に向かいつつあって危険とも言える。なかなか簡単な問題ではないですが、個人的には、ここ数年で、若い邦楽ファンから洋楽が断絶"させられてしまった"のは正直憤りを感じます。こうゆうシーンを、今活躍している私と同世代の、邦楽と同じかそれ以上に洋楽も聞いてきたはずのミュージシャンがどう思っているのか知りたいなぁ・・・どうなんだろう。

JASRAC Earnings Fall - Billboard.biz(22/5/2009)
次は、同じ日本からJASRACの2008年度実績に関するニュースです。CDのmechanical royalties(楽曲を使用してCDなどを生産する際に発生する印税。多分複製権?)の収益が5.2%ダウンというのは当然かもしれませんが、個人的に驚いたのが、デジタル・セールスからの収益が1.1%しかあがっていないこと。でも、「デジタルと言っても売り上げじゃなくて印税だから、上昇率もこんなもんなのかも」などと考えつつも、結局日本の著作権関連が全く分からないので、これ以上のアイディアは何も浮かばないという。これはいかんと思ってJASRACのインタラクティブ配信のセクション(URL)で確認してみましたが、イギリスと全然違う・・・がーん。これから要勉強です。

Spotify was ‘inspired by the Pirate Bay’- Music Ally (18/5/2009)
1階下のカップルが、しょっちゅう爆音で音楽をかけているのですが(しかも夜中の2時くらいまで)、「今日はいつもに増して音がでかいなぁ」なんて考えていたら、思いっきりSpotifyのCMが聞こえて思わず豆乳を吹きそうになりました。Spotifyの勢い、とどまるところを知らず、といったところです。
さて、いつものMusic Allyなのですが、今回は記事の最後の方。「Feartured Artists' Coalitionの主張ってやっぱおかしい気がする」という私の疑問を、この記事を使ってもう1度呼び起こしたいと思います。

Spotifyは音楽ストリーミング・サービスで、会員は30分に1度の広告を聞く代わりにSpotifyのカタログが無料で聞けます。Spotify会員の多くは無料会員と言われているので、Spotifyは広告などから収入を得て、楽曲使用料等を支払っていることになります。その使用料の配分なのですが、記事によれば、このようなストリーミングの場合、1曲あたりの相場はレーベルにおよそ0.8P、PRSに0.022P。PRSに入った分はソングライターに渡ります。PRSへの差引額もそんなにないと思います。そしてレーベルに入った分は、推測ですが、メジャーレーベルであれば、彼らのポケットにそのまま吸い込まれる形になるのではないかと思います。そうでなければ、「iTMSの売り上げが1銭も入ってこない」なんてミュージシャンの不満が聞こえてくることはないはずなので。そして、Music Allyの見積もりによれば、Spotifyが1日に支払う楽曲使用料は10万ポンド(約1500万円)。これが、「レーベルは楽曲使用料を取りすぎている」と批判される理由であり、これが、多くのデジタル配信業者を経営安定化を妨げていると言われる所以であるというのがMusic Allyの主張です。

こう考えれば、著作権同様、問題は法律ではなく(メジャー)レーベルとミュージシャンとの契約問題ではないか?という話になります。既に活躍しているミュージシャン達は、デジタル配信が盛んになる前に契約をしていて、デジタル配信に関するちゃんとした契約を結んでいなかった等、考えられる問題点は色々あるでしょう。だからこそ、FACは3つの優先項目に「教育」を掲げた訳です(不公平な契約をこれ以上結ばせないため)。そう考えると余計に、なぜFACがレーベルでなくYoutubeやMyspaceを叩くのかがよく分かりません。仮にこれら2つのサービスがSpotifyと違うとしても、じゃあなぜFACはNokiaのComes With Musicも叩いているのか?と言い換えれば、筋も通ると思います。FACも最近は会員数増やし以外の表だった活動があまりないので、また動きがあるまではこの問題もしばらく保留しておこうと思います。

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090524.jpg
グラスゴーもスコーンと抜けた青空が眩しく、すっかり夏です、気温15度ですが。ロンドンはここ数日25度近くまであがっているようで、非常にうらやましい限りです。グラスゴーも、風さえなければ暖かいので、半袖になって必死に夏を満喫中です。でも、さすがに今日は寒くて、パブのガーデンでセルティックの試合を見ているグラスゴー人達(写真)も長袖姿。

後、これは友達用私信。来月、金曜8時のタモさんの番組に、例のバンドが出演とのこと(こちらを参照)。フジ決定の時も思い出したけど、この番組も、部室でのたわいない会話の話題の1つだったので、思わずしんみり。母に伝えたら「どんなに立派になったか楽しみです」などと言うので笑ってしまいましたが、私も楽しみ。新曲はあまり好きじゃないけど・・・。現時点で、出演予定日は6月5日とのことなので、見た人は感想を是非教えてください(切実)。
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anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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