イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2009/07/14 16:22
フェスの環境対策@T in the Park
flag.jpg
スコティッシュらしさ満載のフェス。最後はバクパイプと花火でフィニッシュ。

T in the Park
Place: Kinross, Scotland
Date: 10-12 July 2009
Capacity: 85,000 (campers: 65,000)

T in the Parkは、1994年スタートのスコットランド最大の音楽フェスティバル。人気のロックアクトを中心に、ダンス系アクトや期待のニューカマーをバランス良く揃えたメンツに定評あり。観客の大半がスコティッシュで、イングランドから来る人も決して多くないし、私のようなアジア系はインド系とか中華系を考慮してもほとんどいません。

兼ねてからセキュリティ問題を抱えているのは、労働階級の街・グラスゴーから最も多くの人がやってくること、飲酒量の多さ等が原因だと思います。去年、殺人事件が起こったのはこのブログでもお伝えした通り(この記事を参照)。私も、レイシズムが高まっているところでポッと日本人同士で来場してしまった時点で危険を感じましたが、まんまと空き巣がテントのドアを壊して進入してました(幸い被害なし)。場内のゴミの酷さ、人々のモラルの低さ、ライブ中のマナーの悪さは、何の知識もなしに突然日本からやってきた人にはとても耐えられないと思います。こうゆう治外法権なところを「T in the Parkらしさ」だと主張して楽しんでいるスコティッシュも沢山いるので、当分は改善されないでしょう。

それから、運営の酷さ、スタッフの適当さも問題の1つ。運営の酷さは主に主催者、スタッフの適当さは委託業者が雇っているケータリングや警備員、係員に原因があります。でも、これで成り立ってるんだからスコティッシュはそこまで気にしないのでしょう。似たようなことはグラスゴーの街中でも見ることが出来ますし。一緒に行った友達は「グラスゴーのcity centreのど真ん中にいるみたいだ」と言っていましたが、本当にそんな感じ。グラスゴーは好きだけど、決して楽しい街ではありません。

さて、表に見える数少ない環境対策の写真を少しだけ撮ってきました。自分のカメラが壊れてしまい、お友達に協力してもらったのですが、彼女のカメラのバッテリーもあっという間に切れてしまい、必要枚数とれませんでした。その辺は言葉で補足して説明してみます。「続きを読む」からどうぞ。
※画像をクリックすると大きな画像が見られます。

giantwheel.jpg
会場全景。初日のゲートオープン直後。まだ綺麗。ちなみにこの観覧車がTのシンボル。

cup.jpg
今年のリサイクル・カップ。プラスティック製。

recyclepoint.jpg
"Bar"と称される場所(Tの共同設立者でもあるTennants Lagerがスポンサー)で購入したドリンクは、全て10pが価格に上乗せされており、カップをリサイクル・ポイントに持ってくれば10pが戻ってくるシステム。10pではもちろんリサイクルを促すことにはならないので、結構な数がポイ捨てされていました。今年は20pに値上げという話もあったようですが、結局10pで落ち着いたようです。20pでも結果は一緒だと思いますが。ちなみに、他のアルコール関連企業も数社入っていて、それらは別のプラカップを使っていました。それらはリサイクル不可。その他、ワインはプラの小瓶で売っていました。

bins.jpg
waste station。この「Trash」サインは見やすくてとても良かったのですが、どのゴミ箱がどのゴミ用かというサイン(ゴミ箱に貼ってある紙)が小さすぎ。しかも、誰もサインを見ないで捨てる。分別は3種類(一般ゴミ、缶、ペットボトル)でしたが、全てのwaste stationに3種類のゴミ箱があるわけでもなく、時間帯によってはwaste stationに1つもゴミ箱がないこともあった。テントサイトも同じ3分別でしたが、こちらはゴミ箱が小さすぎるし人数の割に数が少なすぎる。Healthy Tという食エリアはもう少し細かい分別になっていましたが、こちらもゴミ箱が全種類揃っていない上にフード・ストールの人達も使うからすぐに一杯になってしまっていました。ゴミの回収も遅いから、結局分別もなにもない状態に。今年からゴミは新しい会社に委託していたこともあって、うまくいかなかったところもあるようですが。

ecovillage.jpg
エコ・ヴィレッジ・・・ですが、Global Coolのブースがあるだけ。これと別にCharity Tentsというエリアがあり、Greenpeace等の団体はこっちに回っていました。Charity Tents参加団体は15。去年の様子は写真でしか見たことがありませんが、今回はもう少し人が集まりやすい場所にあって、こちらは改善されたと言えるかもしれません。とても満足には遠いですが。

wristeband.jpg
右の布製のリストバンドがキャンパー用。入場用のリストバンドはなく、入場の際にチケットにあるバーコードを読み取るシステムがとられていました。セキュリティ対策でしょう。入り口では缶の持ち込みが禁止されていたようで、缶を持ってきた人は入場ゲートで中身を出した上で缶を入り口に捨てる(!)ことになっていました。そのせいで入場ゲートの足下はつぶれた缶とお酒で一杯。この地域は貯水池のため土壌汚染には別段の努力が重ねられているというのに、これでは意味無し・・・。
ちなみに左のプラ製リストバンドはホスピタリティエリア用。これはインターン先の方のご配慮で頂きました。ただバーと水洗トイレがあるちょっとした息抜き用エリアでしたが、ここはゴミ拾いスタッフが常駐しており、トイレも常に掃除が入って清潔だしピカピカ。食べ残しが溢れかえるメイン・アリーナとは大違い(食べ残したままポイ捨てする人の多さはグラストの比ではなく多かった。かなり酷かったです)。「このエリアに来る人はある程度教育を受けた人や社会人が多いから」というのもこの違いの要因のようですが、それにしてもなんだかなー・・・な気分。

+++++++++++++++++++++++++++++++++

ここからはおまけ。
franz.jpg
何にも見えないけど、Franz Ferdinand@Main Stage。ライブの最後は新曲の布石?と思われるジャム・セッション。ゴリゴリのエレクトロ路線。3月の単独時は、次の方向性を模索している雰囲気がムンムンでしたが、今のところはロック色を排除する方向に向かっているのかな?といった感じでした。が、「フランツを地元で見れて良いな~」という方は、ビールが入ったままのコップ(今回は見なかったけど場合によっては缶)が超剛速球で飛んでくる+酔っぱらいに絡まれる+ステージを見ないで友達としゃべってる+人混みでトイレ・・・なんて状態に耐える覚悟で。

090713.jpg
Blur@Main Stage。グレアムの体調不良(a.k.a.牡蠣で食あたり@Edinburgh)でキャンセルも覚悟しましたが、無事に登場し、予定されていたBlurのリユニオン・ツアーの全ての日程を無事に終えましたとさ。グレアムは大変だっただろうけど、とても良いライブでした。
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anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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