イギリスの音楽産業について考えるブログ
--
--/--/-- --:--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 トラックバック(-) | コメント(-) | Page top↑
--
2009/09/08 08:38
MP3はお好き?
先週今週と、ロンドンを行き来し、友達の家に行ったり、友達が来たり、ネットを離れているうちにすっかり情報に乗り遅れてしまいました。英音楽業界はSpotifyとiPhone関連のニュースで盛り上がってるようなのですが、デポジット式携帯で生きている人間(←携帯でメールもネットも使えない)には、全く分からないことばかりで、読む気も起こらず・・・近々取り上げられたら、とは思いますが。他にも色々気になりつつ、「今度読もう、今度読もう・・・」と思っているうちに2週間くらい経ってたり。おいおい・・・。ということで、度々申し訳ありませんが、また軽めの話題です。

Dithering: Jonny Greenwood - The New Yokers (02/09/2009)

Radioheadと言えば、2007年秋「In Rainbows」を「pay-what-you-like」方式でデジタル・リリースしたことが記憶に新しいですが、最近も、バンド、そしてトムのソロ作品と、デジタル or デジタル+アナログでリリース。最近、トムが改めてCD嫌いを口にしたことはちょっとした話題になりましたが、今度はギターのジョニー。記事の中で、彼は「音楽媒体としてのMP3について、僕は別に悪くはないんじゃないかと思う」と発言し、話題を呼んでいます。

要は、音質はもちろん大切。でも、MP3の音質にやたら文句をつけている人達は、音楽自体をエンジョイする気持ちを忘れてるのではないか?ということだと思います。インタビューの最後のコメントを引用します:

"I find this sound quality stuff both fascinating and ridiculous. It’s like the pixel resolution of digital cameras: higher numbers are better, but that discussion always pushes the actual photography to one side, somehow."
(MP3の音質に関するあれこれについては、魅力的でもあり、またばかげているということに気付いたんだ。デジタルカメラの解像度みたいなものだよ。高ければ高いほど良いっていう話があるけど、この手の話はいつも、どことなく、実際の撮影技術を置き去りにしてしまっているんだ)。


私個人、MP3に関してはジョニーと全く同じ考えです。MP3肯定派は少数で(「やっぱり音質がね」みたいに言われるし)、凄く肩身が狭い思いをしていたので(自分はMP3肯定派であると表明するのも気が進まない、みたいな・・・)、ミュージシャンの中でもジョニーみたいな人がいると知って、ホッとした・・・というのが、この記事を読んでの最初の感想。この前、ラフトレEastに行って、久々にCD+超質の良いヘッドフォンで音楽を聴いた時、その音質の良さに驚愕しましたが(今はPC以外聴く手段がないので)、音質の悪さが耳を悪くするとは言えないと思うんですよね・・・。私なんかは、数年前までカセット・テープで音楽を聴いていたくらいで、音質よりも聴く過程を大事にしたいタイプなので、ちゃんとした音質で楽しみたい時以外は、MP3でも良いのではないかと。日本にいたら、そんなこと思いもしなかったと思うけど、イギリスに来て、CD買わずして合法で音楽を楽しむこと(≒ストリーミングサービスの利用)が普通になってみると、音質云々過剰にこだわる必要はないな、と。もとい、曲は良いのに音質が悪くて最悪、と思うことはあっても、音質が悪いから曲が最悪、なんてことはないと思う。CDで聴いたら良い曲をラジオで聴いたら最悪、なんてこともないわけだし。

それから、以下の発言も面白いと思う:

"I’d feel frustrated if we couldn’t release CDs as a band, but then, it only costs us a slight shaving of sound quality to get to the convenience of the MP3."
(もしバンドとして、CDで曲をリリースできなかったら、すごくフラストレーションを感じるだろうね。でもそれは、MP3の利便性を得るために、ほんの少しだけ音質を削らねばならなかったっていうだけのことなんだ。)


レディへが、今年に入ってデジタルorヴァイナルというリリース方法をとっているのも、これで何となく理解できる。「音質の高いものを楽しみたい人はヴァイナルで、曲を聴くという行為を重要視する人はMP3で」という姿勢が、今のリリース方法に表れているのかなぁと。

私なんかは、もう少し音質の高いMP3かヴァイナルがあれば十分なんではないかと思うんだけど、環境という面で見ると、ヴァイナルは環境負荷が大きすぎる気が・・・。MP3 vs CDの環境負荷については、今某ソフトウェア企業が調査中という話を聴いたことがあるけど、その後どうなったんだろう・・・。
スポンサーサイト
P2P, Piracy, Digital トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
Rethink of internet suspension pirates in the UK | Home | Glasvegas at We Love To Boogie (1/9/2009)
-
コメント
-
コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

-
トラックバック
トラックバックURL
-
プロフィール

anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
-
最近の記事
-
最近のコメント
-
最近のトラックバック
-
月別アーカイブ
-
カテゴリー
-
ブログ内検索
-
RSSフィード
-
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。