イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2009/10/29 07:06
2009年度A Greener Festivalの全受賞フェス発表
Final Greener Festival Awards Announced for 2009 - A Greener Festival (23/10/2009)

環境対策を積極的に実践しているフェスの認定マークとも言うべきA Greener Festival Awardsの今年度の最終受賞フェスが発表になりました。AGFの審査方法ですが、各フェスが、事前に自己申告制のチェックリストを申し込み費用と一緒に提出。フェス当日にAGFから派遣されたボランティアの査察グループが、チェックリスト通りに環境対策が本当に実行されているかを確認し、一定レベルに達しているフェスには、達成度に応じた賞が贈られます。詳しくは拙ブログのこの記事を参照ください。

記事にあるAGFの共同設立者Ben Challisによれば、申し込みフェス数が前年比20%増加し、また特別エコ度が高いと評価されたOutstanding Greener Festivalsの数も13にアップ(昨年は6)。さらに、UK外からのエントリーも過去最高を記録したとのこと。昨年と今年の受賞フェスリストを比べると、去年よりレベルの高い認定を受けたフェスも結構ありますね。この点は評価出来ます。

が、今年のリストを見て、すぐに気付く異変。それは、去年まで名を連ねていたFestival Republic主催のフェス(Reading/Leeds、Latitude、Electric Picnic)の名前がないこと。さらに、去年はOutstanding認定だったShambalaや、エコやオーガニックなどを売りにしたニッチェ・フェスで、同じく昨年受賞フェスのEnd of the Roadや2000 trees festivalの名前もなし。去年はあって今年はリストにないフェスの中には、残念ながら様々な理由で開催されなかったフェスもあるのですが、上記のフェスは、参加してれば受賞確実なので、今年は意図的にAGFに参加しなかったのではないかと思われます。

では、何故彼らは参加しなかったのか?パッと思いつく理由と言えば:

- 参加費を払うだけの余裕がなかった(これはないか)。
- 既にエコなフェスという定評を得ているので、わざわざAGFに頼る必要はなくなった(Shambala、EotR、2000 treesみたいなニッチェ・フェスはこれが最もあり得そうな)。
- 音楽業界のエコ・ムーブメントにのらず、独自路線で真の意味での持続可能性を探るため(これもニッチェ・フェスならありえるが、Festival Republicももしかしたらこれが理由かも)。


この点は、ちょっと探り入れてみようかと思います。

それから、もう1つ目を惹くのは海外組の多さ。特に、Outstandingカテゴリーにおける、オーストラリアのフェスの多さは、100近いフェスが開催されてる本国イギリスと比べたら、拍手ものと言えるかも。ただ、Outstandingほとんどヒッピー流れの小規模フェスだし、オーストラリアはその手のフェスが多そうなので、当然の結果かもしれません。同時に、昨年のUKの受賞フェスがごそっと手を引いたせいもあってか、イギリスの受賞フェス数が本当に減ってしまった印象も強く残ります。来年もこの傾向が続くのかどうかが気になるところ。特に、今年受賞フェスに選ばれたUKのニッチェ・フェスが、来年どんな動きをとるかは注目した方が良さそうです。

最後にもう1つ気になったのが、AGFの最終結果に対する業界の注目度の低さ。ずっと更新が止まったままのJulie's Bicycleが動くこともなく、業界系ウェブもMusic Weekすら取り上げてくれない始末(紙面版では記事になるかもしれないけど)。これはちょっと酷い。こんなんで大丈夫なんだろうか・・・。

最後に、このニュース関連でウェブを回っていた時に見つけた以下の2つも合わせてどうぞ:

●Shambalaの持続可能性のセクション(URL)に、彼らの環境対策に関する3つのpdfファイルがリンクされてるのですが、これは読みごたえありそう。読むのが今から楽しみです。

Bestival, Lovebox to cut carbon emissions by 10% - Virtual Festival (26/10/2009)
AGF受賞フェスでもあるBestival(仮装パーティー的な側面が強いことでも有名)とGroove ArmadaのTom Findlayが創設したLoveboxが、「10:10キャンペーン」(10%のCO2削減しよう!というキャンペーンのようです)とタッグを組んだ結果、無事10%のCO2削減に成功したというニュースです。これ以上の詳しいことがどこにも書かれていないので分かりませんが、削減方法とか、carbon auditはどうやったとか、続報があればいいなとは思います。期待はしないですが・・・。
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anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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