イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2009/12/10 09:44
卒業式
改めまして、12月2日、大学院を無事卒業しました。大学院の卒業式は数日間に分けて行われましたが、私の卒業した2日は、アート系と教育系の学生が対象。修論を提出して全ての成績が出た9月頭時点で、私の中でもう学生生活は終わっていたので、どちらかと言えば、卒業式はプチ同窓会な気分でした。

back.jpg
海外の卒業式といえば黒いガウンと帽子ですが、私の大学は帽子はありませんでした(帽子がないので、ドラマのように帽子を投げたりもしません)。ガウンの上に着るカラーは、もらう修士号によって違います。私のいただいた「Master of Letters(文学修士号)」は白(+中が紫)、同じアート系でも「Master of Arts(同じく文学修士号)」の学生は紫、そして教育系の学生は黄色のカラーでした。このカラーなんですけど、ただ被るだけでは背中の部分が重くてずるずると下がってしまいます。胸元に、ボタンに引っかけるための輪っかがついていたのですが、私は黒のワンピースを着ていたため、どこにも引っかける場所がない!!友達が持っていた安全ピンで無理矢理留めましたが、それも小さいやつだったので、結局外れてしまい、ずるずると・・・。これから卒業される方は、ブラウスの着用をオススメします。ちなみに、このガウンとカラーがないと卒業できません。ガウンは事前にレンタル(購入も可)の手続きを済ませておき、当日、受付を済ませた後、会場で借りるシステムになっていました。友達は事前予約をすっかり忘れていましたが、何とか当日借りることが出来、こちらもホッと一安心。

ceremony.jpg
卒業式が行われたのは、大学のメイン・ビルディング内にあるRandolph Hallというところ(詳細はよく知りません)。周りはステンドグラスで、見た目は教会みたいな感じ。式の前に時間に余裕があったので、みんなで写真を撮ってはしゃいでいましたが、式場に集合すると「式中に修士号授与の際、カラーを被せてもらうので、一旦外してください」とのこと。と、いうことで、この写真に写っている卒業生はみんなガウンのみ着用。

校歌を歌って(事前練習もありましたが、ラテン語なのでサッパリ)、儀式を執り行うためのお言葉的なもの(これもラテン語)を読み上げ、卒業証書授与。ほとんど流れ作業ですが、授与の方法は以下の通り:

1.vice-chancellor(vice(副)がついてるけど、学長という意味のようです)の前に行く。
2.vice-chancellorの正面を向く前に、自分の背中側に当たる場所に立つスタッフにカラーを渡す。
3.vice-chancellorが帽子みたいなヤツで卒業生の頭をポンと1回叩く(この時、vice-chancellorがラテン語で短い呪文みたいな言葉を言う)。
4.頭を叩いてもらって体を起こすタイミングで、カラーを持ったスタッフが後方からカラーを被せてくれる。
5.vice-chancellorに握手をする。
6.壇上の端に立つスタッフから証書の入った筒をもらい、握手をして席に戻る。

・・・とここまで読んでいただければお分かりいただけるかと思いますが、日本の大学の卒業式とは全然違います。形式がカッチリしてるし、ラテン語も多いし、とても歴史を感じさせるものでした。とは言いつつも、名前が呼ばれた時、客席の家族や知り合いらしき人達からワーワー歓声を飛ばされてる人や、証書もらってガッツポーズする人、客席にいる親のカメラに写ろうとポーズ取る人も多くて、意外とラフな部分もあったりして。結局、式自体は1時間程であっという間に終了。

uni.jpg
その後、大学の名所でもあるこのホールでドリンクのサービスがありましたが(※この写真は去年撮ったもの)、基本的にはここで自由解散。人数が多く、学部で旅行なんか行っちゃったりするビジネス系のコースとは違い、アート系は基本的にラフなので、式が終わって「じゃあみんなで記念撮影!」・・・なんてことにはならず、バラバラーっと解散。「うちのクラスメートと記念写真撮りたいなぁ(でも無理だろうなぁ)」と密かに思っていましたが、予想通り、式が終わるやみんなして「家族探さなきゃ!」とかであっという間にちりじりに。でも、卒業生が7名しかいない上に卒業式の出席者が5人だった私のクラスメート達は、証書をもらって席に着いた時、自然とお互いガッツリ握手!なんて感動的なことをやったので、まぁ、その思い出だけでも満足かな、と。式後にそのままトイレに行って、戻ってきたらもうドリンク・サービスが終わっていてガックリしましたが、先生にご挨拶して、ガウンを返却して、卒業式終了。朝8時40分集合で、1時半には大学を出ていたと思います。その後母と私は市内観光に出かけましたとさ。

ちなみに、調べればすぐ分かるかと思いますが、私の学んだコースはここでした。コースの内容や先生方の質、本の所蔵数などに関して、不満は全くと言っていいほどありませんでした。今年度が開設3年目(昨年度入学の私は、何と2期生!)という新しいコースですが、今年度は応募も多かったらしく、音楽学部自体も各専門機関からの評価が上がっていて、とても嬉しい限り。大学自体も、手続き関係もしっかりやってくれるし、メールをすれば数日以内で必ず連絡がくるし、イギリスとは思えない程いつも迅速な対応。日本で留学準備を進めている頃から卒業に至るまで、この手のことで困ったことはほとんどありませんでした。とりわけ、渡英前から、語学学校の担当者やInternational Officeの方、そして大学院のコースディレクターが密に連絡を取ってくださり、渡英後も仕事の範囲を大幅にオーバーしてサポートしてくださったのが何よりも助けになりました。図書館がいつも工事中とか(雨漏り工事しても次の日に雨漏りとか/笑)、図書館の空いてるPC+空いてる席探しに苦労したりとか(テスト前は常に満席)、細かいことは色々ありますが、慣れれば大したことでもないし、これといった不満は本当になく、すごくラッキーだったなぁと思います。この大学の、このコースを選んで本当に良かったと思っています。

と、いうことで、大学院留学関係のお話はきっとこれが最後。留学準備も含め、大学院留学に関するあれこれは何度かブログに書いてきましたが、それらの記事が、少しでもイギリス留学に興味を持っている方の助けになればなぁと思います。

拙ブログの今後に関しては、また今度。ひとまず年内一杯は引き続き英音楽業界関連ニュースと気候変動問題について扱っていきます。
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The best of 2009 | Home | JB: The Music Industry's Open Letter to Copenhagen
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コメント
修了、おめでとうございます。

とてもよい雰囲気、式典ですね。形式張っていても、多少のことには目をつぶるって
感覚が素敵だなぁって思いました。
淡々とした式典しか経験したことがないので、うらやましくなっちゃいます。

1人1人の体験をアウトプットすることが、同じ道を進む人の糧になる、
その意味でこうしてそのプロセスを書き記したことは、きっと誰かの役に立っていると
思います。ネット礼賛というわけではありませんが、それを誰にでも可能にするツール
として、やはりインターネットは欠くことのできないものなのでしょうね。

とにもかくにも、おめでとうございます。お疲れ様でした。
【2009/12/10 14:41】 URL | heatwave #ssipyxQM[ 編集]
ありがとうございます。無事に終わりました。
私も、ずっと息詰まった感じじゃない、ある種の気楽さが凄く良いなぁと思いつつ、式を楽しみました。

インターネットのおかげで、情報の共有が進んだことはやはり画期的だと、この留学中凄く感じました。特に、体験談関係は。日本にいた頃、スコットランドの別の大学院に留学されていた方のブログを読んでいて、スコットランドの文化や生活のあれこれを予習してましたが、あの方のブログがなかったら、かなりカルチャーショックなことも多かったかも・・・と思います。本当に便利な時代ですね。
【2009/12/11 04:42】 URL | @yano #-[ 編集]
おめでとうございます!!!

素晴らしい留学生活を送られましたね~
有意義な一年だった事でしょう。
努力もいっぱいした事と思います。
お疲れ様でした。

イギリスでの卒業式の様子が分かって、
興味深かったです。
まだラテン語を使っているなんて、すごい。
やはり歴史のある大学には、ぴったりな式典ですね。

懐かしいホールの写真、
そこで、ドリンクサービスを!
素敵ですね~
でも、寒くなかったのかしら?
【2009/12/12 12:28】 URL | naomi #-[ 編集]
なおみさん>>
ありがとうございます!
ものすごく寒かったんですけど、思ったより気温が上がってくれたおかげで、予想してたよりは楽でした。
多分、なおみさんが好きそうな卒業式(?)だと思います。凄く良かったです~。
【2009/12/15 07:49】 URL | @yano #-[ 編集]
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プロフィール

anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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