イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2009/12/22 21:17
(追記有)COP15と英音楽業界の動き
先週末、大混乱の末COP15が終了。先週は家を空けていた事もあり、twitterでfollowしている環境関連の方々の呟きを読むので精一杯だったので、昨日今日でざっとチェックしました。日本でも報道されているかと思いますが、法的拘束力のある京都議定書を継続させる新たな枠組みを作ることに失敗。先進国は「途上国に温暖化防止対策に向けた経済的支援を約束する」ことで、自らの温室効果ガス排出に関する責任回避という、大変残念な結果で終わりました。以下の朝日新聞の記事でコペンハーゲン合意のまとめを、その次のFoEスタッフによるブログでCOP15で起こった数々の出来事を時系列で、それぞれ読むことが出来ます。

COP15 コペンハーゲン合意の要旨 - asahi.com(19/12/2009)
COP15ニュース - FoEスタッフ・ブログ(last accessed on 22 Dec 09)

また、「京都議定書の次のステップは何だろう」さんのこちらの記事に、政府や各NGOsのドキュメントや声明のリンクが多数貼ってあり、大変参考になります。中から、個人的に特に気になったNGOsのプレス・リリースを以下に貼っておきます。

●「コペンハーゲン・アコード」2010年 野心的な法的拘束力ある合意を - 日本は国内法の整備を急ぐべき - 気候ネットワーク・プレスリリース(19/12/2009)
歴史的な瞬間、歴史的な集まり、歴史的な責任回避(COP OUT) - オックスファム・ジャパン・プレスリリース(19/12/2009)

COP15に関して、英音楽業界では、英音楽業界内の環境活動団体Julie's Bicycleが有名ミュージシャンを含む100人以上のサインと共に嘆願書をリリースしたことは以前拙ブログでもお伝えしました(URL)。この地味な嘆願書は(当然)どこのメディアも無視。英音楽業界はこのままクリスマスムードに突入か・・・と思っていた矢先、他のメンバーが名を連ねる中、(おそらく意図して)その嘆願書にサインをしなかったレディオヘッドのトム・ヨークが「現地で何が起こってるかサッパリ分からなかったから」と、プレス・パスを得て何とコペンハーゲンへ。メディアも彼のコペンハーゲン入りのニュースを一斉に取り上げました。

Radiohead's Thom Yorke 'disgusted' by Copenhagen summit - the Guardian (21/12/2009)
※DAS内にある「現地で最初に会った人」とされるガーディアンの環境エディターJohn Vidalのインタビュー・ビデオがアップされてます。
Radiohead's Thom Yorke crashes UN climate change conference - video - NME.com (18/12/2009)
Thom Yorke crashes Copenhagen - BBC 6Music(18/12/2009)
Thom Yorke Crashes Copenhagen Climate Change Conference - Pitchfork (17/12/2009)
Thom Yorke Travels to Copenhagen For Climate Summit - Rolling Stone (17/12/2009)

音楽業界で最も活発に活動を続ける環境活動家の1人であることは間違いないとはいえ、トム・ヨーク1人が動くだけで主要音楽系メディアが一斉に記事をあげるとは、ものすごい影響力というか、嘆願書で他の有名ミュージシャンが何人名を連ねても敵わないというか・・・。

トム・ヨークは、バンドのオフィシャルサイトDead Air Spaceにてブログをライブ更新しています(URL)。英語を読める方はそのままオフィシャルに飛ぶことをオススメしますが、日本語の場合、個人的にはro69のニューヨーク駐在員・中村明美さんのブログ(12月21日22日)にある抜粋文をオススメします。

それから、インタビュー・ビデオも色々。以下、youtubeより:

Radiohead's Thom Yorke Magically Appears at Climate Talks
The Stupid Show - Episode 6 - Part 4
The Stupid Show - Episode 6 - Part 5
※Part4~5に出てくる「10:10」キャンペーンとは、来年1年で温室効果ガス10%削減を目指すもので、ビデオの中で、マイクロソフトや大型スーパーチェーンのASDAが参加しているとされています。このキャンペーンに関してはこちら参照。

・・・と、一連のトム・ヨーク関連のメディア露出をチェックしていると、Julie's Bicycleがやってる事ってなんなんだろうなぁ・・・とぼけーっと思ってしまいます。JBは、音楽の影響力を生かすための実際的な行動はJB自体ではなく、レーベルやプロモーター(強いてはミュージシャン)といった現場がするもので、JBはその手助けをするという立場を取っています。しかし、レーベルやプロモータも、ミュージシャンのバックで活動する人達。となると、一般市民にインパクトを与えることが出来るのはミュージシャンだけ。ところが、トムを含めた“最も”影響力を持つミュージシャンの誰もがJBの活動に(現時点では)参加していないという・・・。

・・・とこんな事を考えていて思ったのですが、日本のミュージシャン達は、COP15に対してどんな反応をとったのでしょうか?ブログに記事を投稿した人もいるでしょうし、静かにニュースを追いかけていた人もいるでしょうが、日本のミュージシャンの声みたいなのって、そう言えばメディアで全然取り上げられないですよね・・・あれって、何でなんだろう・・・メディアの責任なのか、日本人ミュージシャンで声を上げる人が少なすぎるのか、別の理由なのか・・・うーん・・・。

※追記(23/12/2009)
How do I know China wrecked the Copenhagen deal? I was in the room - the Guardian (22/12/2009)
【COP15】削減目標骨抜きで中印共闘 アフリカも疑問の声 - 産経ニュース(23/12/2009)
The Guaridanの記者・マーク・ライナス氏が、温暖化により水没の危機にさらされているモルディブ交渉団に参加。COP15のハイライトである首脳級会議において、「中国がインドと共闘し、削減目標を骨抜きさせた」との暴露記事が飛び出しました。ライナス氏は、様々な活動家が先進国首脳の消極的な姿勢を批判したが、実際は、オバマ米大統領を含めた各国代表は極めてポジティブな協定を結ぶべく動いていたという。しかし、中国が綿密に練られた交渉術でそれを阻止。産経新聞のインタビューで、ライナス氏は“中国の意図は「交渉を挫折させ、意図的にオバマ米大統領に屈辱を与える」こと”だったときっぱり言い切っています。

クリスマス直前ということで、各所の反応がまだ出てこないのですが、この記事はかなりの衝撃を持って受け入れられるでしょう。クリスマス後にはもう少し色々出てくると思うので、この件に関しては引き続き注視していきます。
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anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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