イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2010/01/29 22:09
Midem2010 終了
MidemならびにMidemNetが無事終了。何せ世界最大の音楽産業コンフェレンス、全部を追いかけるのは当然無理です。が、注目セッションやニュースに関する記事は、Music Allyの以下のブログ記事でカバーできると思います:

All Music Ally’s MIDEM coverage in one place - Music Ally (29/1/2010)

今回は、個人的に注目していた2つのテーマに関するセッションを紹介します:

(1)ストリーミング・サービスの行方
Live Post: Labels and Digital Services panel, with Spotify, we7, The Orchard, WMG, Sony and Beggars - Midem(net) Blog (23/1/2010)
Spotify closing in on 100m user playlists - Music Ally (25/1/2010)

UKではSpotifyやwe7を台頭に、広告ベースの無料音楽ストリーミング・サービスが注目を集めていることは皆さんもご存じの通り。しかし、広告収入だけで果たしてこのビジネス・モデルが成り立つのかについては疑問の声も多く聞かれています。そのため、例えばSpotifyは、プレミア・メンバー(月9.99ポンド(およそ1500円))を増やす作戦をとっていましたが、7曲に1度のCMを聞けばタダで音楽が聞き放題な訳で、実際のところはそう上手くメンバーを増やせなかったのも事実。しかし、この度プレミア・メンバー向けにiPhoneの無料アプリ(オフラインでも3000曲以上をストックできる)をローンチしたことにより、購読者は一気に増えたと言われています。上記の2番目の記事によれば、Spotify側は、アプリだけでなく、「“自分だけの音楽カタログを作る楽しみ”をユーザーが体感するようになった」ことも、購読者増加に繋がったと考えているようです。そして、その楽しみを享受するためなら、リスナーは喜んでお金を払う、とも。とは言え、現在もレーベルからの投資を受けつつ運営を続けており、経済的にはまだまだ厳しいと思われる音楽のストリーミング・ビジネス。次の記事によれば、今まで完全無料で運営していたwe7も、ついに有料サービスをスタートさせるとのこと:

we7 launching subscription music service next week - Music Ally (24/1/2010)

ちなみに、企業による自己申告ではありますが、最もユーザー数が多いのは、何とVodafoneの音楽購読サービス(URL)とのこと。Vodafoneは月5ポンドでVodafoneがライセンスを受けたカタログが聞き放題な上、10曲までDLし放題というサービスをしているようですね。私がUK在住のVodafoneユーザーだったら、PCではSpotify、携帯ではVodafoneという二刀流で音楽を聞いているかもしれません。詳細は以下を参照:

Vodafone reveals 450k music subscription customers - Music Ally (26/1/2010)

また、UKのインターネット・プロバイダー大手のVirgin Mediaが開始予定の、MP3の無制限ダウンロード・サービス(定額制。既にユニバーサルと合意に達している。詳しくは拙ブログのこちらの記事参照)も話題に。以下の記事のタイトルにもある通りで、“all-you-can-eat(定額制+無制限ダウンロード)”タイプのサービスを今開始することに対しては疑問の声が多く集まっています。私個人も、現段階でこのサービスに踏み込むのは少し厳しい気がするし、BeggarsのSimon Wheeler氏がBBCのこの記事で語っている通り、今日のUKにおいては、音楽を“所有する”ことが必ずしも魅力的であるとは限らないと感じています。ともあれ、興味のある方は以下の記事をどうぞ:

Labels criticise unlimited downloads business models - Music Ally (24/1/2010)


(2)マネージャーの役割
Live Post: Developing Artists' Careers in the Digital Era - Midem(net) Blog (25/1/2010)
Panel:Developing an Artist's Career in Today's Digital Era(Video)- Midem Official Website(last accessed on 30/1/2010)
※January 25のタブを開き、左から3番目のビデオをクリックしてください。

これも今熱い注目を集めているテーマですね。レーベル離れがすすみ、マネージャーの役割がますます重要視されているという現状。今回のマネージャー・サミットの目玉は、Thin LizzyからBlur、Gorillazまで、長年に渡ってマネージメント業界で活躍しているCMO ManagementのChris Morrison氏によるセッション。特別目新しいことはないので詳しく書きませんが、CMOが大きなマネージメント企業であるのに対し、もう1人の参加者Mark Wood氏のRadius Musicは社員3人と小規模で、2人が担当するアーティストのタイプも違うので、話に広がりがあってとても興味深いセッションになっています。ライブブログとビデオと両方目は通しましたが、ブログで外された部分が意外と面白いので、英語の出来る方にはビデオの方をオススメします。
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anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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