先週、Music Beta by Googleの発表に合わせて、Amazon Cloud Drive&Playerの件と合わせてブログを書きました:
○Music Beta by Googleが米国でスタートしたので、少しまとめてみた (14/5/2011) この件に関して、ツイッター経由でフィードバック頂きました。ありがとうございました。大事な気づきのあったツイートだったので、是非紹介させてください。 まずは@masshern13さんから。いくつかやりとりがあったのですが2つだけピックアップしました:
当たり前なことですが、サービスが展開されている国やエリアがものによって違います。私の悪癖で、拙ブログではその点を片隅に置いて語りがちなのですが、@masshern13さんがおっしゃる通り、どんな環境に身を置いているかで、今回の音楽ストレージサービスの受け止め方は大分変わってくると思います。アメリカや西ヨーロッパは、既に幅広いオンライン系の音楽サービスがあるので、Music BetaやAmazon Cloud Playerが革新的なものとは受け取られていない印象があります。また、既に日常的に使っているものの延長線上にあるものなので、他のサービスと比較しながら今回の音楽ストレージサービスを考えることが出来る。一方、デジタル音楽のビジネス分野では遅れていると言わざるを得ない日本ではどう受け止められたのか?個人的な印象では、一部のIT系に強い人達の間で局地的に盛り上がったものの、広く見てみると盛り上がりも語られる内容も、アメリカやヨーロッパのそれと比べるとかなり弱いのかなと思います。 そしてもう1つは@heatwave_p2pさんから:
Androidのシェア増加は私も気にしてはいましたが、それがAppleに与える影響までは正直そこまで考えていなかったので、「このままAndroidが普及すると確かにそうかも」と思わず納得。 少し横道に逸れますが、ドンぴしゃのタイミングで、昨日一昨日auとdocomoが新機種を発表し、auのスマートフォン6種類全てとdocomoのスマートフォン8種類がAndroid搭載であることが明らかになりました。 ●Androidスマートフォンが主役、ドコモの夏モデルは全24機種 - 日経経済新聞(17/5/2011) ●KDDI、スマートフォン6機種発表、「INFOBAR A01」やテンキー付きの「AQUOS PHONE IS11SH」など - asahi.com (17/5/2011) プラスして、先月末MTIが携帯音楽配信サイトmusic.jpで、そして今日KDDIがレーベルゲートと協業で、それぞれ携帯向けストリーミング配信を開始することを発表しています。共に現在は洋楽中心。今後はPC向けにもサービスを拡大予定のようですが、現時点では携帯のみです。 ●MTI、『music.jp』でオンデマンドストリーミング配信を開始 - Musicman-net (26/4/2011) ●KDDI「LISMO WAVE」で音楽映像のストリーミング配信を開始 - Musicman-net(17/3/2011) iPhoneは今のところソフトバンクのみである一方、Androidはスマートフォン普及と共に広がっていく可能性は非常に高いと思います。ただ、これは根拠のない勝手な想像ですが、音楽に限って見ると、Appleがデジタル音楽の分野で築いてきた地位や人気はそう簡単に崩せないような気はしています。携帯とPCのデジタル音楽では購買層が違うし、仮にiPhoneのシェアや人気が今より下がるとしても、iTMSと音楽プレイヤーとしてのiTunesは残り、携帯とiPodの両方を所有する数年前のような状態に落ち着くのかな、と。もしくは、元々iPodで音楽をガシガシ聴きたいような熱心なファン自体が日本全国そう多くないと想定して、ライト層がAndroid携帯で音楽を聴くようになっても、iPhoneでガッツリ音楽を聴きたい層のパイ自体はそこまで急激には変わらないとか?ともあれ、スマートフォン市場の動向は今後もチェックする必要がありそうです。 スポンサーサイト
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