イギリスの音楽産業について考えるブログ
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2011/12/24 11:03
冬休み中にやっておきたい2つのこと
今週末が3連休、そして来週末はお正月休みということで、いままで後回しにしてなかなか取り組めてなかったことを2つほどやっておきたいと思っています。どちらも拙ブログの守備範囲外のトピックですが、これからの時代の音楽を考える上で避けては通れないことだし、役立つ事でもあると思うので、これを機会にシェアさせてください。

(1)インターネットの未来を揺るがしかねないアメリカの新法案、SOPAについて学ぶ
法案が成立したら本当に何が起こるか分からない法案、SOPA(Stop Online Piracy Act)。以下、ITmedia Newsより引用:

SOPA法案は、著作権保持者の許可なくコンテンツを不正に流通させる行為を阻止し、著作権保持者を保護する目的で立案されたものだが、当局によるインターネットの広範な検閲を可能にする恐れがあるとして、ネット企業や電子フロンティア財団(EFF)らが反対している。
source: GoogleやTwitter、新著作権保護法案「Stop Online Piracy Act」に懸念を表明 - ITmedia News(2011/11/17)


TPPと同じく、SOPAは著作権周りの方達以外ではほぼ認知されていない問題ではないかと思います。音楽業界もしかり。もしくは、認知してるけど黙り決め込んでいるとか。とはいえ、ググってみると結構日本語の記事もあります。「P2Pとかその辺のお話」のheatwave_p2pさんが逐次追いかけていらっしゃるので、私もまずこちらから読み始めようと思っています。

SOPA:史上最悪の知財法案が米下院に提出される - P2Pとかその辺のお話(2011/11/18)

それから、Cyberlawさんの記事もご紹介。これからは“「監視者をいかにして徹底的に監視するか」”が大事になってくるという意見に同意。考えさせられます。ちなみに、記事の最後に書かれている、今持ってる音源だけで十分満足してしまうかも・・・という話については、ちょうど次回書こうと思っていた話に通じることだったのでびっくり。こちらについてはまた次回にでも・・・。

EFF:全てのパケットの監視を認めるStop Online Piracy Act (SOPA)法案は重大な人権侵害にあたるとして反対の論説 - Cyberlaw(2011/11/3)

(2)『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』 山田 奨治(著)を読む

著作権周りの方の間では既に話題になっていた本ですが、私も先日、ようやく購入しました。通勤の電車の中でコツコツ読んでいますが、年内には読み切りたいな、と。
Amazonの紹介文によれば、こんな感じの内容です:

急速に厳罰化する日本の著作権法、その変容の経緯と関わる人びとの思惑を丁寧に追い、現状に介入する痛快作。すべての日本人必読。
source: 『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』 山田 奨治(著):Amazon.co.jpより


分かりやすく書かれていて取っつきやすいと思います。1つ1つのトピックについて、実名で書かれていて、イメージもわきやすい。読み途中ですが、実は勘違いしてたり知らなかったりしたことも書いてあって(映画館の盗撮は全てが全て禁止というわけではないとか・・・)、勉強になります。著作権問題については、その難解さからなかなか手を出さない方も多いかと思いますが、これこそまさに避けて通れない問題。私もこの本を読んでしっかり勉強したいと思います。

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皆様、楽しいクリスマスを!

※追記(12/24) SOPAのスペルミスを指摘いただいたので訂正しました。ご指摘ありがとうございました。

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2011/12/13 01:25
"ガラパゴス化"を再考する -JASPM23の個人発表を終えて-
改めまして、昨日12月11日、JASPM23(第23回日本ポピュラー音楽学会年次大会)にて、個人発表の機会を頂きました。私個人の思いはさまざまあるのですが、発表を終えた後に人と話したり自分で考えたことをここでまとめようと思います。

その前に、JASPM23に参加していた方で初めてこのブログに来て下さった方用に。大学院時代は、デジタル関係とは全く関係のない、こんな研究をしていました。著作権関係は院時代のレポート課題で書いたりはしていましたが、デジタル関係については、個人の興味関心に基づいて調べてきた・・・という経緯です。

"Who can make the live music industry go green?" - Green Sound from Glasgow (18/8/2009)




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2011/12/11 21:05
JASPM23終わりました(後日更新)
只今スタバ@大阪梅田におります。
ここ1ヶ月以上ブログを更新していなかったために、このブログには絶賛広告記事がトップに上がってきてしまっております。ということで、とりあえず何か1つ記事を書こうと思い更新しております。
本日、JASPM23での発表を無事終えました。関係者の皆様及び発表を静聴くださった方にお礼申し上げます。ありがとうございました。個人的には未熟な面がかなり出てしまい、皆さんが期待されていた内容とは必ずしも一致しなかったかもしれませんが、そんなあれこれのフォローアップは後日このブログにて。

明日からまた仕事なので、これから夜行バスでスタスタ帰ります。一仕事終わったので、年末まで静かに過ごしたいと思います。
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2011/11/03 09:45
JASPM23で発表します
管理人から軽くお知らせです。

来る12月10~11日に開催されますJASPM23(第23回日本ポピュラー音楽学会年次大会)にて、個人発表を行うことになりました。このような素晴らしい機会をいただけたことに感謝いたします。今回は、レコード産業の世界的なデジタル化への流れと、ますます取り残されつつある日本のガラパゴス化についての発表になります。このブログでも取り上げていることを使いつつ、ブログではあまり書かなかった&書けなかった話も盛り込みたいと思っています。・・・が、話がうまくまとまらず試行錯誤中です・・・間に合うのか、私・・・。
初日の10日には津田大介さんをゲストに迎えたシンポジウムもあるようです。非会員の方も参加できるようなので、関西方面にお住まいで興味のある方は是非。大会の詳細については下記の公式ウェブサイトまで。

<JASPM23>
http://jaspm23.wiki.fc2.com/

・・・ということで、現在発表の準備中につき、このブログも年末まではのんびり更新になるかと思いますが、これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
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2011/10/23 11:11
Deezerは当分日本(or アメリカ)には来ないらしいという話。
Music streaming site Deezer to launch in 100 countries - The Reuters (19/10/2011)
Deezer Signing Deals To Launch In 130 More Countries - paidContent:UK (21/10/2011)
(※国の数が違うのですが、ソース元であるThe Reutersが100としているので100以上ということで考えておきます)

フランスだけで2000万人の無料会員(内140万人は有料会員)を抱え、先月イギリスでもローンチされたフランスの音楽ストリーミング・サービス、Deezerが、今後100カ国以上でのサービス開始に向けて準備していることが明らかになりました。

本題に移る前に軽く説明すると、Deezerはオンデマンドによる音楽ストリーミングを行っているサイトです。フルで音源を聴くにはイギリスだと有料会員である必要があるのですが、wikiによると、フランスでは月5時間まで無料とのこと。カタログ規模は1300万曲。2010年にはフランスの携帯電話マーケットで最大シェアを誇るOrangeとパートナーシップを結び、特定の携帯とのバンドル販売を開始(イギリスでも同様のパートナーシップを結んでいる)。これによりDeezerは一気に成長を遂げました。イギリスでのローンチについてはブログ「jay kogami's posterous」さんで取り上げられていたので是非:

フランスの音楽ストリーミングサービス「Deezer」が英国進出しSpotifyに挑戦へ - jay kogami's posterous - (6/9/2011)

このサービス、フランスとイギリスだけなのかと思ったら、ブログ「alt-scape weblog」さんによると、少なくとも2009年1月まではヨーロッパを中心にローカライズされたバージョンが使えるようになっていたようです。その中には、今後サービス開始が予定されている国の名前もありますが、現在も一部サービスが使えているのか、完全にサービス停止状態なのかは残念ながら分かりません。

無料で音楽ストリーミング「Deezer」 - alt-scape weblog(5/1/2009)

さて、DeezerのCEOアレックス・ドーシェ氏がThe Reutersに語ったところによると、同社はSpotifyやPandoraといった競合サービスとは違ったアプローチをとり、アメリカをターゲットにしない決断をしたとのこと。代わりに、競合サービスの目が届いていないドイツ、イタリア、スペイン、トルコ、インドネシア、韓国、メキシコ、そしてブラジルなど100を越える国でのサービス開始を今後数週間の内に発表したいとしています。

ドーシェ氏曰く“私がアメリカでのライセンス獲得には興味がないとメジャー・レーベルに伝えたとたん、交渉ははるかに簡単になる”とのこと。その上でDeezerは、アメリカもしくは日本を除いたグローバル・ライセンスに向けて交渉を続けており、実現すれば数十各国単位で直ちにサービスが開始できるようになるとのこと。Deezerがこのような世界戦略を打ち出した背景には、アメリカが音楽マーケットの抜本的な変化の最前線にいることや競合サービスの多さがあるようです。また、Orangeと同様のパートナーシップを他のオペレーターとも結んでいきたいとのことで、モバイル戦略にもますます注目が集まりそうです。

・・・ということで、グローバル・ライセンスに日本が含まれない可能性高し。「また日本だけ・・・」と思われる方も多いと思うのですが、かといって「クラウド型の音楽サービスに移行すべき!」一辺倒で主張しても説得力がない。Napster Japanという前例もあるし、仮に洋邦ジャンル問わず膨大なカタログを持つストリーミング・サービスが日本で始まったとしても、それがハッピーエンドに繋がるかと言えば必ずしもそうではないと思う。実はその辺を調べてまとめる作業をやる予定がありまして、恐らく年末頃にはブログでも紹介できると思います。それまでは、引き続きストリーミング・サービスの興味深いニュースをピックアップして紹介していければと思います。
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プロフィール

anno69(@yano)

  • Author:anno69(@yano)
  • イギリスの音楽産業、特にデジタル・ミュージックと音楽産業における環境問題対策に関するブログ。スコットランド大学院留学記も。
    管理人は、スコットランドのグラスゴー大学大学院ポピュラー音楽学コースを修了し、帰国。音楽好きの普通の会社員をしています。お問い合わせは cielo0818_ls [at] hotmail.com までお気軽にどうぞ。
    A blog dedicated to topics of the UK music market in particular digital music, copyright and environmentalism in pop music.

    ●Twitter:http://twitter.com/anno69
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